●本授業の目的およびねらい
1. 本授業では、第1に、法律学のあらゆる分野を勉強する前提として必要不可欠な能
力を身につけることを目指します。より具体的にいうと、文献・裁判例などを調査する
能力、および、それらの資料を整理し、プレゼンテーションする能力になります。
2. 第2に、法律学に関する基本的な知識を身につけることを目的とします。法律とい
うと、憲法、刑法といった法律を思い浮かべる人が多いかもしれませんが、本授業で
は、私人間の問題を規律する法律(こういった法律を「私法」と呼びます)、中でも民
法を中心として、法律の基本的な仕組みを勉強します。
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●履修条件あるいは関連する科目等
具体的な紛争例について、参加者で議論をするというスタイルを採用するため、議論に積
極的に参加することが、履修についての必要最低限の条件となります。
さらに、レポートなどの作成のために、ワープロソフトを使える環境が必要です。
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●授業内容
セミナーのテーマ:法律(民法)の基本的な仕組みを学ぶ
1. ガイダンス(授業内容・進行方法の説明、報告グループの決定など)
2. リーガル・リサーチ(文献・裁判例の調査・利用方法、図書館の利用方法)
3. 事例検討(受講者をグループに分け、対抗ディベートを行ないます)
4. 法システムの基本(法律に関する基本文献の購読・ディスカッション)
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●成績評価の方法
授業における議論への参加(70%)、授業における報告(30%)
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●教科書
事例検討(上記授業内容3)に必要となる文献などについては、初回の授業において指
示します。
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●参考書
なし。
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●注意事項
通年で受講すること。
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