2007年度 シラバス情報詳細

●科目区分
基礎セミナー

●科目名
基礎セミナーA
●主担当教員名
村松 直樹

●単位数
2単位

●開講時期
T 期
月・4
●対象学部
情報文化学部(自然)
農学部(資生・環境)
工学部(T・W系)



●本授業の目的およびねらい
セミナーのテーマ:特許に見るセンサ技術                     

このテーマでは,とくに欧米の特許明細書を教材にしてセンサに関する技術の動向や創造

性について学びます.また特許出願の観点から,明細書の書き方などにも言及します.こ

のセミナーを通し,わが国企業が学生に抱く,問題点の抽出感覚が鈍い,センサなどの具

体的知識が乏しい,理論の実際問題への応用が苦手,知識の有機的利用に慣れていない,

などの批判にも対処したい.                           

                                        


●履修条件あるいは関連する科目等
本テーマに興味のあることが前提条件.特許や創造性の重要性を意識しており,粘り強い

性格であればさらに良い.関連科目として英語,数学は前提条件.          

                                        


●授業内容
 セミナーのテーマ「特許に見るセンサ技術」は,ロボットからマイクロマシンに至る最

新のセンサ技術を特許明細書に学ぼうとするものである.あらかじめ基礎知識を解説し,

これに基づき欧米の特許明細書を輪講形式で理解していく.             

1.センサ技術の基本解説                            

 a.位置検出,b.変位検出,c.速度検出,d.加速度検出,e.力検出     

2.特許明細書の読み方紹介                           

3.特許明細書理解・検討                            

4.レポート作成(試験)                            

                                        

参考図書;土谷武士,深谷健一,メカトロニクス入門,(1994),205,森北出版

                                        

                                        

                                        

                                        

                                        

                                        

                                        

                                        

                                        

                                        

                                        

                                        

                                        

                                        

                                        


●成績評価の方法
授業に対する姿勢,期末のレポート課題(試験)による.              

                                        

                                        



●教科書
使用しない.基本的に,文献(特許明細書)を配布したり,実機サンプル,電子ファイル

などを利用する.                                

                                        


●参考書
「授業内容」に示すが,セミナー時必要に応じて紹介する.             

                                        

                                        

                                        


●注意事項
特許明細書には,依然として独特の表現スタイルを持つものも少なくなく,また長文に亘

ることも多い.このため予習が望ましく,しかも主張点を的確に把握するためには少なか

らぬ集中力を要する.                              

                                        



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