2006年度 シラバス情報詳細

●科目区分
理系基礎科目(文系)

●科目名
地球科学入門
●主担当教員名
古本 宗充

●単位数
2単位

●開講時期
T 期
木・1
●対象学部
文系学部



●本授業の目的およびねらい
本講義では,我々の住む地球がどのような特徴をもった惑星であるか,またどのような変

遷を経て現在に至ったのかなどを概略的に理解させることを目標とする。また。地球環境

の未来を考えるための基礎的な知識を得ることも目標とする。このため,現在の地球の状

態やそこで起こっている様々な現象,地球の形成とその後の変遷史などについて解説する

。                                       

また,地球観の変遷や地球惑星科学で用いられている研究方法なども紹介する。    

                                        


●履修条件あるいは関連する科目等
なし                                      

                                        

                                        


●授業内容
1.宇宙から地球まで                              

   宇宙の大規模構造の中で地球はどこにいるか。                

2.銀河と元素の合成                              

   我々の体は主に水素,酸素,炭素からできている。              

   地球はほとんど珪素と酸素から出来ている。                 

   これらははどこから来たのか。                       

3.太陽と太陽系                                

   太陽やその周りの惑星はどのようして出来たか。               

4.地球の形と構造                               

   地球の内部の構造はどうなっているか。                   

   地球の深部には融けた鉄があるが,どのようにして              

   その構造になったのか。                          

5.地球の大気                                 

   太陽からのエネルギーを大気はどう使っているのか。             

6.海洋                                    

   海水はどのような運動をしているのか。                   

7.地球の組成と変動                              

   プレートテクトニクスと呼ばれる現象の説明                 

8.気候変動                                  

   過去の地球はもっと暖かかったり寒かったりした。              

   それはどうして起きたのか。                        

9.地震と火山現象                               

   地震や火山噴火はどのようにして起きるのか。                

                                        

                                        


●成績評価の方法
出席確認を兼ねた小レポート提出(30%)                    

期末試験(70%)                               

                                        



●教科書
講義資料配付                                  

                                        

                                        


●参考書
西村祐二郎他『基礎地球科学』(朝倉書店)                    

酒井治孝『地球学入門』(東海大学出版会)                    

                                        

                                        


●注意事項
幅広い分野に渡るので,1冊ですべてを網羅する良い本がない。           

新書や文庫でよいので,多くの本を読むことを勧める。               

                                        

                                        



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