●本授業の目的およびねらい
今日、日本人の三大死因は、癌、心臓病、脳血管障害であり、これらの疾患は、まさし
く生活習慣病、あるいはその終末像といえよう。したがって、生活習慣病を正しく理解す
ることは、上述の三大疾患の発症や進展の防止に有用であり、さらなる健康的な長寿が約
束されるものと思われる。本講義では、まず生活習慣病に関する基礎知識の整理およびそ
の予防方法について理解を深め、さらに運動による生体適応に関しても解説を加えたい。
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●履修条件あるいは関連する科目等
特にない。
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●授業内容
1.生活習慣病とは
2.健康診断と生活習慣病、(1)肥満について
3. 同上 、(2)糖尿病について
4. 同上 、(3)心疾患および肺結核について
5. 同上 、(4)腎疾患および高血圧症について
6.生活習慣の改善効果
7.青年期の感染症、(1)AIDS、性感染症について
8. 同上 、(2)肝炎について
9.応急処置法
10.運動と生体適応
11.生活習慣病に対する運動療法
12.生活習慣病における遺伝要因
ただし、上記の順に授業を進めるとは限らない。
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●成績評価の方法
原則筆記試験で判定する。ただ、出席点も加算することもある。
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●教科書
特にない。
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●参考書
テキスト健康科学(南江堂、2005年、佐藤、竹内、田中 編者)最新の健康科学全般
をほぼ網羅しているので、参考になる。
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●注意事項
学ぶ姿勢のない者(雑談する者、信じられないが、授業中のお化粧直しの者)は退出して
もらう。質問は、いつでも歓迎する。
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