●授業内容
この授業では初級朝鮮・韓国語あるいは言文Tの学習を通じて得た文法的知識に基づく
口頭表現力および聴解力の養成を目指す。授業はできるだけ韓国語を用いて行い、「習う
より慣れよ」の原則に従って学習する。発音や文法にこだわらずに、言いたいことを現在
の能力を駆使して表現する姿勢と能力を養う。対話の相手が誰であるかに応じた異なる文
体の表現を使えるようにする。
学習事項は、次のような表現形式である。(ただし、順不同。時間の都合により項目の
出し入れもある)
1)疑問…知りたいことを相手に尋ね、またそれに答えるための種々の表現形式を学
習する。疑問形式は対話において最も重要な役割を果たし、ヴァリエーショ
ンも最も豊富であるので、特に重点を置いて練習する。
2)否定…陳述を打ち消すための表現形式を学習する。
3)感嘆…感情を込めて表現するための形式を学習する。
4)依頼・指示・禁止…相手に何かをさせよう、あるいはしないようにするための表
現形式を学習する。
5)願望…自分がやりたいことを相手に伝える、あるいは相手の願望を尋ねるための
表現を学ぶ。
6)勧誘・提案…相手と共同して何かをしようというときに用いる表現を学習する。
7)意志・予定…意思や予定を表す種々の表現に習熟する。
8)推量・推測…出来事を推し量るときの表現形式を学習する。
9)引用・伝聞…他人の言説を別な人に伝えるときの表現形式を学ぶ。
10)可能・不可能…能力の有無、許可のあるなしを表す表現を学習する。
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