2006年度 シラバス情報詳細

●科目区分
言語文化T

●科目名
英語(コミュニケーション)2
●主担当教員名
原田 邦彦

●単位数
2単位

●開講時期
V 期
金・3
●対象学部
農学部



●本授業の目的およびねらい
 文法は嫌というほど覚えた。語彙は少ないが一生懸命詰め込んだ。受験でも英語は人並

み以上に頑張った。しかし、英語が話せない。苦痛である。そのような学生に、英語を学

び、それを通して異文化を学ぶことは楽しく興味深いということを知ってもらう。また、

普段、ごく自然に受けとめている日本文化について再考察する。例えば、日本に初めて来

た外国人は自分の血液型を聞かれて戸惑う。それは血液型と性格や相性を結びつける日本

文化が独特であるからである。こういった日本文化を英語で説明する練習もする。   

                                        


●履修条件あるいは関連する科目等
なし                                      

                                        

                                        


●授業内容
 授業はできるだけ英語で行う。例えば、出席を取る際は「はい」ではなく”yes” 

「〜は英語で何というのですか」ではなく”How do you say 〜    

in English?”と聞く。英語で質問をされて、すぐに答えられなければ、沈 

黙するのではなく”Let me see”と言う。                

 各レッスンでは様々なトピックが紹介されるが学生はまず自分で考え、ペアワークで 

相手と意見を交換し、さらにグループで、できるだけ英語で、ディスカッションを行う。

このように学生は毎回できるだけたくさん英語で話してもらい、気がついたら英語で話し

ていたという状態を目指す。又、”critical thinking”を養う。  

それは「なぜ、どうして」「具体的にはどういうことか」と常に問いかけることである。

例えば、血液型による性格・相性診断を信じるかという英語の問いに対し、日本の学生は

”Yes”あるいは”No”とだけ答えて終わってしまうものが多い。        

”critical thinking”の観点から考えると、”Yes, I do 

because(なぜなら科学的な根拠がないし、自分はA型だが当たっていない。)”

”For example,(A型は几帳面だというが自分は全然、そのようなことは 

ない。例えば、自分の部屋は足の踏み場がないほど散らかっている)”と答えるのが望 

ましい。このように因果関係を明確にし、具体例を示すことはスムーズな異文化コミュ 

ニケーションに不可欠である。従って、本クラスでは学生は絶えず、”because”

と”For example”を使って英語を話すことを心がける。         

                                        

以下、テーマ例:                                

 ●血液型は何を物語るか                            

 ●日米の職業に対する価値観                          

 ●私の好きな日本の祝日                            

 ●私が選んだ世界のCM大賞と日本のCM大賞                  

 ●君は差別されたことがあるか                         


●成績評価の方法
出席、授業態度(居眠り注意)、期末レポート                   

                                        

                                        



●教科書
プリント、英和/和英辞典(両方とも毎回持参すること)              

                                        

                                        


●参考書
なし                                      

                                        

                                        

                                        


●注意事項
授業外でホームページ閲覧及び電子メール(携帯可)を使用することがあります。   

                                        

                                        

                                        



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