2006年度 シラバス情報詳細

●科目区分
言語文化T

●科目名
英語(リーディング)1
●主担当教員名
木下 徹

●単位数
1単位

●開講時期
T 期
月・3
●対象学部
理学部



●本授業の目的およびねらい
目的は、広い意味では、当然ながら、リーディング力自体の向上にある。しかし、   

より直接的には、クリティカルシンキングの力をつけ、認識において、健全な意味   

での批判的、懐疑的な習慣を身につけることにより、この教科書で取り扱う題材は   

もちろん、今後、我々の日常の生活、アカデミックライフ、ビジネスライフの全ての  

領域で、我々が当面するどの様な事項、状況についても、合理的で冷静な思考、    

判断ができるようになるよう知的訓練を積むことである。              

                                        


●履修条件あるいは関連する科目等
特にないが、できれば、論理学などを本授業とともに、(必ずしも同時期でなくとも) 

受講するとより一層効果的であろう。                       

                                        


●授業内容
本授業では、原則として、以下の章を、1章1週のペースで読み進める。授業では   

まず、最初にクリティカルシンキングの基本を説明する。その上で、毎回の授業に   

おいては、単に、その章に書いてある内容を翻訳を通じて理解するだけでなく、    

筆者が、その章で取り上げているトピックについて、1)当該事象の何が問題だと   

主張しているか、2)その論拠もしくは、証拠となるデータは何か、を明らかに    

した上で、3)その問題の把握の仕方、4)論拠、証拠の信憑性なども検討し、    

取り上げている現象や考えを支持している人々の主張、及び、支持者が用いて     

いる論法や、証拠と比較して、どちらが、より妥当性が高いかを吟味する。その    

ような読み方と活動を通じて、目的にあげた、クリティカルシンキングの力を向上   

させる。従って、予習では、毎回、以上の様な点について、自分なりの答えを     

用意する事が望まれる。取り上げる予定のトピックは、使用予定教科書の目次に    

依拠して以下の通りとする。なお、特別な事情のない限り、原則として、この順で   

取り扱う。                                   

                                        

1.血液型                                   

2.心霊・超能力                                

3.風水                                    

4.蛇油                                    

5.未確認飛行物体                               

6.広告                                    

7.テレビ番組とやらせ                             

8.「高貴な野蛮人」                              

9.病は気から                                 

10.リスク 等である。(以下、略)                      

                                        


●成績評価の方法
期末試験(約60%)とその他授業での活動(約40%)等から総合的に判断する。  

出席が3分の2以下の場合は、単位認定を行わない。                

                                        



●教科書
Stapleton, P(2006) Fact, Fable, or Fiction. MacMillan Language House            

                                                                                

                                                                                


●参考書
論理学、クリティカルシンキング関係書                      

                                        

                                        

                                        


●注意事項
特にない。与えられた情報を鵜呑みにしない、思考態度が大事である。        

                                        

                                        

                                        



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