●本授業の目的およびねらい
テーマ:高校の化学を英語で復習し,化学実験を英語マニュアルで体験する
高校で習う化学の知識は,将来の専門分野に関わらず,地球で生きる市民として豊かで
安心な社会をつくるために不可欠である。これまでの化学学習は暗記的であったかもしれ
ないが,同じ内容を扱った英文の実験指導書を読んで理解することで,異なった視点から
見直してみよう。このセミナーでは,科学(サイエンス)に対するより深い洞察力を養う
ことと,科学分野の英文の読解に慣れることの2つを目的とする。2回から3回は英文実
験指導書に従って実験を行う。
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●履修条件あるいは関連する科目等
特になし。化学を専門としない学生でも全く問題ない,むしろ,非化学分野の学生を
歓迎する。
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●授業内容
オリエンテーション: 自己紹介,講義目的の説明,科学文献について
講読1 実験室における安全,応急手当法,化学実験の基礎技術
講読2 基本操作 − 物質の量
講読3 化学方程式 − 物質保存の法則の確認
実験(1) 講読3の内容の実験(数名のグループ実験)
講読4 気体の分子量
講読5 反応熱とヘスの法則
実験(2) 講読5の内容の実験(数名のグループ実験)
講読6 中和滴定
講読7 金属の化合物 − 銅と銀
講読8 アルコール,アルデヒド,カルボン酸,エステル
レポートについての討論会と反省会
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●成績評価の方法
1.出席状況 2.英語の読解力 3.実験技術とレポート
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●教科書
T. Sonobe and F. Kawaizumi: Chemistry Laboratory for Secondary and Higher
Education New Edition, Gakujyutu Tosho Shuppan-sya
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●参考書
高校時代に使用した化学の教科書,参考書
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●注意事項
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