●本授業の目的およびねらい
セミナーのテーマ: 発生学と再生医療
発生学の入門知識を教えるとともに、古典的発生学を覆す勢いで展開し、将来の医療を変
革するであろう「幹細胞」に関する知識を学ばせる。また、英語による情報入手法を学ば
せ、効果的なプレセンターション技術も習得させる。
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●履修条件あるいは関連する科目等
高校での「生物」の履修経験を問わない。相当量の英文を読ませることになるので、英語
好きである(少なくとも、英語嫌いではない)ことが必要。
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●授業内容
約15回の授業を1−3部に分ける。一部では、発生学の基礎知識を習得させるために、
興味深いトピックスを選んで講義形式で解説する。また、幹細胞の概念を解説し、これを
利用する再生医療の現状と将来性についても解説する。その倫理的問題点に関しても討論
する。第2部では、各受講生に生物科学関連文献データーベースへのアクセス法を教え
て、高水準の学術雑誌から最新の原著英文論文を1件ずつ選ばせる。これらを熟読させ、
内容に関する質問を受け付ける形で理解を助ける。第3部では、各自が選んだ原著論文を
もとにレジメを作成してセミナー形式で内容を紹介させ、受講生全員による質問と討論の
中で理解を深めさせる。
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●成績評価の方法
授業への出席、担当論文の理解度、セミナーでのプレゼンテーションのできばえ、討論へ
の参加態度などを評価して成績とする。試験は行わない。
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●教科書
Molecular Biology of the Cell, 4th edition (Garland Science)
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●参考書
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●注意事項
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