●授業内容
下記に示すようなテーマについて、最初に話題提供を行い、その後一つの課題を与えま
す。
この各課題について、少人数のグループにわかれて討論をしていだだき、課題に対する
解答を作成し、発表してもらいます。この少人数グループ討論では、各グループで、司
会者、書記、発表者を決めて行います。これらの役割は、全員が交代して担当していた
だきます。
この少人数グループ討論を通じて、考察検討の方法、考察検討した結果のまとめ方、ま
とめた結果の発表方法についての基本的「Skill」を修得します。また、同時に、
各個人の力を結集してグループで問題解決を行う方法について体験的に修得していただ
きます。さらに、考察検討した結果の発表について、討論を行うことによって、
「Debate」の方法について学習します。
尚、適時、文献調査の方法、研究の具体的な過程についての講義も行います。
以下に、このセミナーで予定している具体的な課題を示します。
1.無限個の集合について、その「密度」を比較するにはどのようにしたらよいのか。
自然数と有理数は、同じ「密度」?、自然数と実数は同じ密度?
2.「イプシロン−デルタ論法」とはどんな考え方なのか。
3.稠密性と連続性について考える。
実数のもつ連続性とは?
4.「有界」の概念に関する話題。
5.上限と下限に関する話題。
6.数列の極限について考える。
Cauchyの判定条件、上に有界な単調増加数列について考えてみる。
等です。
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