●本授業の目的およびねらい
本授業は、英語という言語、その言語が培ってきた文化、および現代社会における英語文化についての深い教養を身につけることをその目的とする。英語・英語文化にかかわる様々な主題についての文献・資料調査、調査に基づく英語による口頭発表など、少人数授業の利点を生かした学習活動を行い、研究拠点大学である名古屋大学の学生にふさわしい学術英語の運用能力をさらに高めることを目指す。
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●履修条件あるいは関連する科目等
英語(基礎)・英語(中級)・英語(上級)
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●授業内容
用意された多数の英語の本の中から自分が読みたいと思うものを選び、授業中および授業外で読む。一週間に最低1冊読破することを心がけ、読んだ本についてレポートを提出する。教材のレベルは6段階に分けられ、500語~3500語くらいの語彙レベルで、長さも1冊が30~130ページくらいと様々である。トピックは様々で、読書を通じて英語圏の文化、歴史、社会、慣習等について知識と教養を深める。自分が読みたい英語の本があれば、教員の許可を得た上でそれを読むこともできる。授業の半分は教員の指導のもと全員で一斉授業を行い(講義や英語を使った課題等)、残り半分では個人で静かに自分の選んだ本を読む時間にあて、その間は各学生からの質問にできるだけ個別に対応する。
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●成績評価の方法
平常点(日常のレポート・出席・授業への参加)と学期末までに読んだ英語の量の総合評価(80%)と、注意事項にあるテスト(20%)。単位取得のためには「英語の本を400ページ以上読み、レポートを提出する」という条件が必要。
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●教科書
欧米各社の出版している、レベル別に段階分けされている英語の読み物教材と配布プリント。教員の方で準備する。英語の本は図書館にもある。
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●参考書
必要に応じて授業で紹介する。
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●注意事項
対面授業に加え、課外学習として電子教材を課し、その成績に基づく評価を授業全体の評価の20%とする。なお、5回以上欠席をした場合、「欠席」の評価がつく。履修取り下げ制度は採用しない。
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●本授業に関する参照Webページ
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●担当者からの言葉(Webページのみ表示)
自分のレベルにあった本を選んで読むため、まじめに取り組めば400ページの達成はそれほど難しくありません。でも授業外で英語を読む時間をうまく作ることが必要です。多くの人と本を共有するので、マナーを守ってください。
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