●本授業の目的およびねらい
本授業は、学術的な英文に関する基礎的なリーディング能力とライティング能力の養成を目的とする。そのねらいは、研究拠点大学である名古屋大学の学生にふさわしい学術英語を使いこなす能力を身につけるところにある。論理的な英文のカギとなるエッセイの構造に着目し、目的に応じて必要な情報をいかに読みとるか、また逆に、自分の考えをその根拠とともにいかに説得力ある論理的な英文に組み立てるかを学ぶ。将来、専門の論文を英語で読んだり書いたりする時に、指 針となる英文構成法の基礎、および実際に役立つ英語表現を多く習得する。
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●履修条件あるいは関連する科目等
学習に対する意欲。向上心。基礎的な文法力。社会的関心。「英語(基礎)」の単位を取得していることを前提として授業を行う。
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●授業内容
・食物、文化、科学、ビジネス、政治など多岐にわたる現代社会の種々のトピックについて紹介する英文を読んで、英語の読解力を養うとともに、英文エッセイの書き方を学び、実践する。 ・併せて、教科書に収録された英文の読解を通して、読解能力を高める。基礎的な文法事項・構文等を確認し、語彙を増やす。 ・授業は原則的に教科書に従って進める。全部で20章あるので、取捨選択する。 ・ときに小テストあり。 ・英語及びアメリカを中心とする英語圏文化についての一般常識も適宜習得してもらう。 ・学期中に1、2曲英語の(古い)歌も歌ってみる。 ・教科書のトピック(一部)は次の通り。
FOOD : Flying Gold ― Honey and Honey Bees / Superfood ― The Incredible Banana
CULTURE : Glasses that Make You Smarter ― Wearable Technology and Augmented Reality / The World’s Largest Schools ― The Increasing Popularity of MOOCs
SCIENCE : Printing the Future ― How 3D Printing Is Changing the World / Space Age Gold Rush ― Asteroid Mining
BUSINESS : Raising Money ― The Crowdfunding Revolution / The Sweet Smell of Success ― Using the Senses in Business
POLITICS : Someone Is Watching Me ― Cyber-spies and Cyber-warfare / Everyone Wants to Rule the World ― How Does International Law Work?
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●成績評価の方法
「ぎゅっとe」20%、検定試験30%、授業点(解説・訳、エッセイ、小テストなどを含む)20%、期末試験30%、積極性(ボーナス)の予定。基礎的な文法力を単位取得の条件とする。
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●教科書
nthony Sellick, John Barton, 小笠原亜衣, World of Wonders Inspiring the Future (成美堂)
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●参考書
ジェイムズ・H・M・ウェブ『日本人に共通する英語のミス151』(増補改訂版)(ジャパンタイムズ)。マーク・ピーターセン『日本人の英語』(岩波新書)。ケリー伊藤『英語ロジカル・ライティング講座』(研究社)。その他必要があれば、授業HPにて、また、授業中に教室で紹介する。
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●注意事項
対面授業に加え、課外学習として、英語(中級)用「ぎゅっとe」リーディングを課し、その消化率に基づく評価を授業全体の評価の20%とする。またTOEFL-ITP (Reading)およびcriterionの評価を30%とする。なお、5回以上欠席をした場合、「欠席」の評価がつく。履修取り下げ制度は採用しない。
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●本授業に関する参照Webページ
http://www.lang.nagoya-u.ac.jp/~nagahata/lectures16/nullas16aei-edu.html
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●担当者からの言葉(Webページのみ表示)
注意事項続き ・遅刻2回で欠席1回分とみなす。また、30分以上の遅刻は欠席扱いとする。 ・私語、睡眠禁止。ケータイも禁止を原則とするが、授業内容に関連してネットにアクセスしてもらうこともある。 ・作文における「剽窃」、定期テストのカンニングは成績不可。期限後の提出物提出は評価 1/2。 ・授業HPに連絡事項を掲載するので、毎週最新の情報を確認すること。なお、シラバスとHPとで内容が矛盾する場合は、HPのほうに従うこと。
アドヴァイス ・語学学習で大事なことはまず意欲。英語の力を伸ばすのだという意欲がないと、なかなか成果があがらない。 ・語学学習の効果はしばらく経ってから現れるもの。学習への意欲を失うことなく、継続して学習してほしい。 ・eラーニングは自分のために行うのだということを肝に銘じて取り組んでほしい。 ・英語で書かれた文章は学術論文もしくは論説文に限られるわけではない。学術的英文・論説文以外の種類の英文をも、広く、ときにはじっくりと、文法事項や文の構造を確認しながら読むことで、英語という言語とその背景についての理解を深めることが可能となる。 ・ネットでビデオも見るとよい。おすすめヴィデオ(その1)→ "Evelyn Glennie Shows How to Listen" (http://www.ted.com/talks/lang/en/evelyn_glennie_shows_how_to_listen.html)。(その2)→ "My Wish: Once upon a School" (http://www.ted.com/talks/dave_eggers_makes_his_ted_prize_wish_once_upon_a_school?language=en)。
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