2016年度 シラバス情報詳細

●時間割コード
20160022501

●科目区分
言語文化Ⅰ

●科目名
英語(基礎)
●主担当教員名
松岡 光治

●単位数
1単位

●開講時期
Ⅱ期
火・5
●対象学部
全学部(単位補充)



●本授業の目的およびねらい

本授業は、学術的な英文に関する基礎的なリーディング能力とライティング能力の養成を目的とする。そのねらいは、研究拠点大学である名古屋大学の学生にふさわしい学術英語を使いこなす能力を身につけるところにある。論理的な英文のカギとなるパラグラフの構造に着目し、目的に応じて必要な情報をいかに読みとるか、また逆に、自分の考えをその根拠とともにいかに説得力ある論理的な英文に組み立てるかを学ぶ。将来、専門の論文を英語で読んだり書いたりする時に、指針となる英文構成法の基礎、および実際に役立つ英語表現を多く習得する。 

●履修条件あるいは関連する科目等

月曜5時限目の松岡による英語(基礎)単位補充クラスとの重複受講はできない。授業では積極的に質問およびコメントをすること。真面目であること(予習忘れは遅刻扱い、2回の遅刻は1回の欠席に換算)。

●授業内容

(1)授業の前半は TOEFL 対策のリーディング、後半は Criterion 対策のライティングを主とする。
(2)TOEFL 対策のリーディングでは、教員が作成した TOEFL の「基礎的な」リーディング教材を、毎週、指定された時間(6~11分)で実践的に自宅で解答し、そのあと知らない単語を辞書で調べ(暗記にも努め)、問題文の内容をしっかりと把握してから授業に臨むこと。予習の時間は各自のリーディング力に応じて30分~90分。授業ではアット・ランダムに指名され、発表させられるので予習は必須。
(3)教員は、文法と前後関係を正確に押さえた解釈と翻訳をするだけでなく、同意語・反意語とともに日常生活で使用されているカタナカの英単語を説明しながら、学生の語彙力をアップさせる。また、TOEFL のリーディング問題の特徴を指摘し、パラグラフ・リーディングの仕方や要領よく解答するための「コツ」を教える。
(4)ライティングでは、クラス専用に指定されたウェブ上の掲示板で、2週に1度の割合で Criterion の模擬問題が掲載されるので、学生は締切までに250~300語のショート・エッセイを書く。
(5)毎週、誰かのショート・エッセイがサンプルとして配布されるので、それを家庭教師先の生徒が書いたエッセイと思って添削し、翌週の授業に臨むこと。予習の時間は各自のライティング力に応じて30分~90分。授業ではアット・ランダムに指名した学生に文法と語彙の誤用を指摘してもらう(発表に対しては加点あるいは減点がなされる)。そのあと、教員がサンプルの校正をしながら、パラグラフ・ライティングの仕方や達意の英文の書き方を指導する。
(6)英語教育では、英語の4技能とは別に、英語圏の文化について造詣を深める必要ある。この授業では、期末試験とは別に、ボーナス点のために、イギリスの短篇小説(翻訳)を読み、現代日本が直面している社会問題と絡めて論じる2,000字のレポートを自由選択できる。

●成績評価の方法

対面授業の成績(80%=発表30%+試験50%)+ぎゅっとeの消化率(20%)。自由選択の課題として、ボーナス点のレポート有り。

●教科書

http://www.lang.nagoya-u.ac.jp/~matsuoka/misc/toefl/toefl-cliffs-3.doc
http://meidai-mitsu-e.webdeki-bbs.com/

●参考書

辞書は研究社の『リーダーズ英和辞典』(または、これが入った電子辞書)、文法に関しては石黒昭博(同志社大学名誉教授)監修の 『総合英語 Forest(第5版)』 (桐原書店、1,450円)を推薦する。

●注意事項

対面授業に加え、課外学習として、英語(基礎)用「ぎゅっとe」リーディングおよび英語(基礎)用「ぎゅっとe」リスニングを課し、その消化率に基づく評価を授業全体の評価の20%とする。なお、5回以上欠席をした場合、「欠席」の評価がつく。履修取り下げ制度は採用しない。

●本授業に関する参照Webページ

http://www.lang.nagoya-u.ac.jp/~matsuoka/students.html

●担当者からの言葉(Webページのみ表示)

勉強は本来、自分のためにするのではなく、社会に役立つ人間になるためにするものではないでしょうか。社会や周囲の人の役に立っているという意識ほど幸せをもたらすものはありません。とはいえ、社会奉仕という高邁な目標に向って努力するのは、たいへん苦しいものです。英語に関しても、あるレベルに達するまでは、自分のために勉強するという意識しか持てないのが実情でしょう。いずれにせよ、苦しい勉強を継続させるには、何かモーティベーション(動機づけ)が必要です。外国人と流暢に話したい、留学したい、その他いろいろな動機づけがあるでしょう。それは、不況の昨今、就職に有利になるように、検定試験で高いスコアを取りたいといった現実的な動機でも、あるいは外国の奇麗な(ハンサムな)人と結婚したいといった不純な動機でも、構わないと思います。とにかく、モーティベーションのない英語学習は身につきません。第一志望の大学に合格したいという強力な動機は、あなたの英語力を短期間に高めてくれたはずです。大学の英語の授業は、しぶしぶ単位取得のためだけに受けたのでは、あなたの英語力を弱めることはあっても、高めることはないでしょう。ですから、大学合格に代わる何か強いモーティベーションが必要です。例えば、外国の友だちを作ることがあります。同世代のペンパルを作って、電子メールでコミュニケーションできれば楽しいはずです。自分の関心のあるメーリングリストに入れば、同世代のペンパルはすぐに見つかります。ぜひ、試してみてください。


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