2016年度 シラバス情報詳細

●時間割コード
20160022420

●科目区分
言語文化Ⅰ

●科目名
英語(中級)
●主担当教員名
大名 力

●単位数
1単位

●開講時期
Ⅱ期
火・4
●対象学部
医学部(医)



●本授業の目的およびねらい

本授業は、学術的な英文に関する基礎的なリーディング能力とライティング能力の養成を目的とする。そのねらいは、研究拠点大学である名古屋大学の学生にふさわしい学術英語を使いこなす能力を身につけるところにある。論理的な英文のカギとなるエッセイの構造に着目し、目的に応じて必要な情報をいかに読みとるか、また逆に、自分の考えをその根拠とともにいかに説得力ある論理的な英文に組み立てるかを学ぶ。将来、専門の論文を英語で読んだり書いたりする時に、指針となる英文構成法の基礎、および実際に役立つ英語表現を多く習得する。

●履修条件あるいは関連する科目等

特になし。

●授業内容

 コースは大きく3部に分かれる。
 第1部では,英文の精読を行う。細かい文法や語句の解釈の確認なども行いながら,
文章全体,段落内の構成に注意して内容を捉える練習を行う。
 第2部では,文章の構成がわかるように“英語で”ノートにまとめる訓練をする。
最初に,自主作成教材を用いて,英語でのノートの取り方(語句の略記の仕方,箇条
書きの仕方,段落のトピックの見つけ方,段落・文章の構成の捉え方,文章へのマー
キングの仕方など)を学び,第1部で使用した文章をノートにまとめる練習をする。
その後,新しい文章を使って,段落構成を押さえながら文章を読みノートに取る練習
を行う。ノートテーキングの練習に用いる英文の多くは,A4で1枚から3枚程度の
分量のもの。1週間に1つのペースで読んでいく。授業では,まず最初に,指定の形
式(主としてアウトライン形式)でノートにまとめたものを課題として提出し,その
後,各自が考えた文章構成でよいか,ディスカッションしながら確認していく。
 第3部では,ノートを基に,筆記/口頭で英文を再現する練習を行う。完成した文
法的な英文ではなく,アウトライン式の,簡潔な(断片的な)英語で書かれたノート
を基に,正しい英語の文章を書く/話す必要があるので,第1部・第2部において,
使用する文章の内容および文法・語彙を十分よく理解しておく必要がある。
 授業では,受講生同士で確認しあったり議論したりしながら文章の解釈・構成を確
認していくので,他の受講生と共同で作業することが求められる。

●成績評価の方法

対面授業における評価(毎週の課題,授業中の活動,小試験,学期末試験)および注意
事項に書かれている評価項目による。

●教科書

プリントを使用する。

●参考書

特になし。

●注意事項

対面授業に加え、課外学習として、英語(中級)用「ぎゅっとe」リーディングを課し、その消化率に基づく評価を授業全体の評価の20%とする。またTOEFLITP (Reading)およびCriterionの評価を30%とする。なお、5回以上欠席をした場合、「欠席」の評価がつく。履修取り下げ制度は採用しない。

●本授業に関する参照Webページ



●担当者からの言葉(Webページのみ表示)

毎回,前日までに授業内容を確認し,準備をしておく必要がある。



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