2016年度 シラバス情報詳細

●時間割コード
20160021319

●科目区分
言語文化Ⅰ

●科目名
英語(中級)
●主担当教員名
杉浦 正利

●単位数
1単位

●開講時期
Ⅱ期
月・3
●対象学部
工学部(Ⅱ・Ⅳ系)



●本授業の目的およびねらい

本授業は、学術的な英文に関する基礎的なリーディング能力とライティング能力の養成を目的とする。そのねらいは、研究拠点大学である名古屋大学の学生にふさわしい学術英語を使いこなす能力を身につけるところにある。論理的な英文のカギとなるエッセイの構造に着目し、目的に応じて必要な情報をいかに読みとるか、また逆に、自分の考えをその根拠とともにいかに説得力ある論理的な英文に組み立てるかを学ぶ。将来、専門の論文を英語で読んだり書いたりする時に、指針となる英文構成法の基礎、および実際に役立つ英語表現を多く習得する。

●履修条件あるいは関連する科目等

特になし。

●授業内容

 英語のリーディングとライティングを行う。リーディングについては、授業外で多読を行う。ライティングについては、授業内でCALL教室でライティングを行う。
 リーディングは、名古屋大学図書館に収録されている多読用の英語教材のなかから自分の知的好奇心と英語のレベルに合うものを自分で選んで読み、簡潔なブックレポートを書いて提出してもらう。原則として一週間に一冊を読むペースで進める。
 ライティングは、いわゆる「英文エッセイ」(小論文)を実際に書くことを通して、英語の文章に構造を持たせ、いかにわかりやすい文章を書くかということを学ぶ。具体的には以下の項目を学ぶ。                
 1) 文章を書くとはどういうことか                 
 2) 構造と言語表現化                       
 3) パラグラフの構造                       
 4) 論文(エッセー)の構造                    
 5) 文章構成法の基本パターン                   
 6) 構造をあらわす表現                      
 7) アイディア発想法                       
 8) アウトラインの書き方                     
 9) 文章化の方法                         
 10)推敲のポイント                        
 毎回、授業の初めに英語論文でよく使われる表現の小テストを行う。各授業では、学習項目の解説と実際の英語文章作成演習を行う。この授業を受けることで、だれでもわかりやすい文章を書くコツがわかるようになる。また、将来、英語で専門論文を書く人にとってもその基礎を学ぶことができる。


●成績評価の方法

対面授業の評価は授業全体の50%とし出席点・平常点・期末試験から総合的に評価する。課外学習(20%)およびTOEFL-ITPとクライテリオン(30%)とあわせて授業全体の評価を出す。ただし期末試験を欠席した場合は成績評価は「欠席」とする。

●教科書

藤本滋之『やさしく書ける英語論文』松柏社

●参考書



●注意事項

対面授業に加え、課外学習として、英語(中級)用「ぎゅっとe」リーディングを課し、その消化率に基づく評価を授業全体の評価の20%とする。またTOEFLITP (Reading)およびCriterionの評価を30%とする。なお、5回以上欠席をした場合、「欠席」の評価がつく。履修取り下げ制度は採用しない。

●本授業に関する参照Webページ

https://ct.nagoya-u.ac.jp/portal/

●担当者からの言葉(Webページのみ表示)

Enjoy!


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