●本授業の目的およびねらい
日本において法や司法制度が社会において果たしている役割はどのようなものなのか。法や司法制度は社会から期待される役割を十分に果たせているのだろうか。これらは決して自明ではなく社会科学の研究として探求されるべき問題である。このセミナーは「家族と子どもの法」をテーマとし、私たちに身近なさまざまな問題と関わる法と社会の現状や課題について、具体的に深く考えてもらう。参加者がセミナーでの一連の学習作業に取り組み、自らの考えを説得的にまとめ、伝える力を養うこともこのセミナーのねらいである。
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●履修条件あるいは関連する科目等
①基礎セミナーAとBは連続して開講するので必ず通年で履修すること。②裁判傍聴などの学外活動も行う予定である。学外活動に参加する意欲のない者は履修しないこと。
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●授業内容
以下の三つの学習作業を中心として行う。各作業の進め方についてはセミナー内で適宜説明する。 ①グループ調査報告:「家族と子どもの法」にかかわる具体的なトピックについて、グループで文献や資料の調査を行い、調査結果を整理して、セミナーで報告する。 ②個人報告・レポート作成:参加者各人が関心のある問題領域を選び、文献の収集と調査を行い、問いを設定し、それについて自らの見解をまとめる。報告とディスカッションを通じて自己の見解を鍛え、最終的にレポートにまとめる。 ③ディベート:ディスカッションの能力を涵養するため、いくつかのテーマを設定してディベートを行う。
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●成績評価の方法
平常点(70%)及びレポート(30%)による。 平常点は、セミナー活動への参加意欲、報告とディスカッションのクオリティ、ディベートでの活躍度など、総合的に評価する。セミナーの欠席は減点の対象とする。
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●教科書
大村敦志・横田光平・久保野恵美子『子ども法』(有斐閣・2015)
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●参考書
教科書以外の参考文献は、基本的には各自で探索することを奨励するが、講師からも適宜アドバイスをする。
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●注意事項
成績評価においてセミナーの欠席は減点の対象とする。無断欠席は特に大きな減点となるので注意すること。
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●本授業に関する参照Webページ
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●担当者からの言葉(Webページのみ表示)
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