2016年度 シラバス情報詳細

●時間割コード
20160014512

●科目区分
基礎セミナー

●科目名
基礎セミナーA
●主担当教員名
田中 京子

●単位数
2単位

●開講時期
Ⅰ期
木・5
●対象学部
農学部
文系学部
情報文化学部(自然)
理学部
工学部(Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ系)



●本授業の目的およびねらい

日本の伝統文化として語られることが多い書道や華道、着物、折り紙などのうち、いくつかについて専門の講師と共に実習を通して学び、多文化の視点から捉え直す。それによって日本文化の魅力や世界の文化との繋がりを再認識し、発信し、人々と共有できるようにする。(授業では主に英語を、実習では主に日本語を使用します。英語によるレポートの書き方やプレゼンテーションのしかたについても学びます。)

●履修条件あるいは関連する科目等

文化や文化交流に興味があること。日本語や英語、自分の母語などを使って、自分の考えを積極的に発信する意欲があること。

●授業内容

1.文化の捉え方
2.日本文化とは
3.日本の伝統文化とは

4.書道、華道、着物、折り紙、などのうちいくつかをとりあげる。

 専門家による講義と実習(主に日本語を使用する)
 文献調査(日本語・英語などを使用する)
 
 グループ討論(日本語・英語を使用する)
 
5.発表

 日本文化について、調査を経てグループ発表(主に英語を使用する)

6.レポート作成・提出(主に英語を使用する)

 



●成績評価の方法

出席・貢献:40%、宿題:20%、発表:20%、レポート:20%

●教科書

主に、独自に編集した資料を使用する(授業の中で配布)
『折り紙の歴史と今 The History of Origami and Its Present』名古屋大学国際教育交流センターアドバイジング部門・折り紙国際交流 白ゆり会、2014、など

●参考書

馬渕仁『クリティーク多文化、異文化~文化の捉え方を超克する』、東信堂、2010年
本名信行『世界の英語を歩く』、集英社新書、2003年
中井俊樹編『大学生のための教室英語表現300』、アルク、2009年

●注意事項

授業や発表では英語や日本語、参加者の母語などを使いますが、言語習得のための授業ではありません。様々な言語をよく聴き、積極的に使い、尊重することが重要です。日本で育った学生、海外から留学している学生など、多様な文化背景を持つ人々が一緒に学ぶことに興味を持つ学生たちの参加を歓迎します。

●本授業に関する参照Webページ



●担当者からの言葉(Webページのみ表示)

 「日本文化」とは何でしょうか。時代を経て受け継がれ発展してきた有形無形の文化には、人々の誇りや愛着が込められています。また、権力者の思惑や利益によって形作られてきた部分もあるかもしれません。日本古来の文化だと一般に言われることが、海外と交流しながら伝えられ、発展したものであることもあります。
 日本文化に興味があって海外から名古屋大学へ留学した学生たち、日本で育ちいずれ海外留学をしたいと思う学生たち、いろいろな地域で育った学生たち、小さいころから書道や武道などを通して「道」を自然に身につけている学生たち、または日本文化と言われるものにはほとんど縁がなく育ったという学生たち、どなたも歓迎いたします。日本文化を問い、学び、語りましょう。

What is the Japanese culture? Everyone who is interested in the Japanese culture and intercultural communication is welcome to this seminar. Let's quetion, learn, and discuss about the Japanese culture together.


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