●本授業の目的およびねらい
研究や実習などを行うと,その目的に応じて様々なデータが得られる。これらを上手に取り扱えば,有用な情報が見えてくる。また,データの取扱いにおいて,コンピュータの有効利用が可能である。本セミナーでは,各種数値データを取り扱いながら,その基本統計の本質の理解とコンピュータによる処理の習得を目的とする。また,進度に応じてグループ単位でのデータ処理のテーマを自主的に考え,資料を作成し,最終回で発表会を行う。これらを通して,大学生としての自主的,自発的な学習能力を修得する。また,教員,TA,他の学生との共同作業を通じた人間的な交流を円滑に行える力を身につける。
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●履修条件あるいは関連する科目等
所属の専攻に関係なく,本テーマに興味があること。関連する科目は,統計学。
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●授業内容
1.講義内容と進め方の説明,自己紹介 2.情報探索の方法 3.データの取扱の基本1 4.データの取扱の基本2 5.データの取扱の基本3 6.2つのデータ群は異なるか 7.3つ以上のデータ群は異なるか 8.「年齢と動脈血酸素分圧の関係」を例に 9.「ビデオとテキストの教育効果」を例に 10.「CT装置機種の違いと被ばく線量」を例に 11.「男女の喫煙率に違いがあるか」を例に 12.「技師の年齢とCT撮影にかかる時間に関係があるか」を例に 13.「季節ごとの救急患者数に違いがあるか」を例に 14.データの探索 15.発表会
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●成績評価の方法
授業での意欲と努力(70%),発表内容と討論への参加(30%)。 講義の回の3分の1以上欠席した場合は成績は「欠席」となる。 履修を取り下げる場合は,履修取り下げ届を提出すること。
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●教科書
特にありません。
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●参考書
「統計学がわかる」向後千春・冨永敦子著(技術評論社)
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●注意事項
特にありません。
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●本授業に関する参照Webページ
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●担当者からの言葉(Webページのみ表示)
講義形式ではなく,各自がコンピュータで行う体験学習型とします.なるべく楽しく学習できるように心掛けたいと思います。
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