●本授業の目的およびねらい
現在のコンピュータが考えられる前にどのようなコンピュータが考えられてきたか、あるいは初期のコンピュータはどのようにして発展してきたのかを調査し、それぞれの特徴、優劣、以後の発展などについて議論する。これを通じ、学問研究の共通の基礎として必要な「調べる」、「読む」、「考える」、「書く」、「話す」という基礎訓練を行う。
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●履修条件あるいは関連する科目等
本テーマに興味があること。
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●授業内容
基本テーマは、「本授業の目的とねらい」で書いた通り。具体的には、次のようなことを調べ、発表し、書き、議論する。
世界最初のコンピュータは、1945年にペンシルバニア大学で作られたENIACということになっている。しかし、実際には、ENIAC以前にも自動で計算を行う機械は作られていた。それらは、いったいどのような機械だったのだろうか。現在のコンピュータとどんな風に違っていたのだろう。また、初期のコンピュータはどのように発展してきたのだろうか。
発表は、PowerPointを使って行ってもらう。PowerPointの使い方は、講義で講習するので、今使える必要はない。受講者はいくつかのグループに分けられ、それぞれに各参考書1冊を与え、それを手がかりとして調べる。参考書だけでは調査は不十分となるであろうから、他の文献を探したり、インターネットを使って調査する必要がある。
発表の他、参考書の内容の概要を書くことにより、理科系の作文能力を高める。
また、近年問題となっているコピペ(他の情報源からの引用)について、その正しい方法を学習する。
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●成績評価の方法
努力・意欲・発表能力・文書能力・内容。討論への参加 履修取り下げ制度を採用する。
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●教科書
山口裕之 (著) 、「コピペと言われないレポートの書き方教室: 3つのステップ」、新曜社
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●参考書
能澤徹、コンピュータの発明 エンジニアリングの軌跡 星野力、誰がどうやってコンピュータを創ったのか アリス・R・バークス、他、誰がコンピュータを発明したか ジョエル・シャーキン、コンピュータを創った天才たち、など講義中に連絡する。
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●注意事項
なし。
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●本授業に関する参照Webページ
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●担当者からの言葉(Webページのみ表示)
なし。
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