2016年度 シラバス情報詳細

●時間割コード
20160012405

●科目区分
基礎セミナー

●科目名
基礎セミナーA
●主担当教員名
丸山 和昭

●単位数
2単位

●開講時期
Ⅰ期
火・4
●対象学部
文学部
教育学部
経済学部
法学部



●本授業の目的およびねらい

セミナーのテーマ:若者論を評価する
最近の若者は内向きだ、コミュニケーションが希薄化している、草食化しているなどの報道や議論を目にしたことはありませんか。この授業では日本の若者がどのように捉えられているかを各種調査結果や文献から迫ります。現代の若者についてはさまざまな議論がありますが、必ずしも正しいデータや理解に基づいて論が展開されていないものもあります。この授業では、現代の若者について、どのような議論がなされているのかを吟味しながら、大学における学びに必要な基本的なスキルと態度を身につけます。

●履修条件あるいは関連する科目等

特になし。

●授業内容

現代の若者をテーマとして、本授業では、事例を分析する、本を探し出してまとめる、学者の研究成果から学ぶ、具体的事例から学ぶ、議論から学ぶなどの多様なアプローチをとります。そして、最終的にみなさんはミニ研究を体験します。おそらく、みなさんにとって初めての研究活動になると思いますが、大学人がなぜ研究に熱中しているのかや、研究することはなぜ重要なのだろうかなども実感できるのではと思います。簡単な学習活動の内容は次に示す通りですが、初回の授業により詳細なシラバスを配布します。

01.オリエンテーション:自己紹介、この授業に関する説明、共に学ぶ仲間をつくる
02.物語の中の若者像1:物語の中で描かれる若者の姿を分析し、クラスで議論する
03.物語の中の若者像2:物語の中で描かれる若者の姿を分析し、クラスで議論する
04.物語の中の若者像3:物語の中で描かれる若者の姿を分析し、クラスで議論する
05.若者に関する問いをつくる1:大学での問いの立て方を学び、練習する
06.文献レビュー発表1:若者論に関する文献を探し、読み、まとめ、発表する
07.文献レビュー発表2:若者論に関する文献を探し、読み、まとめ、発表する
08.図書館の使い方:本と雑誌の探し方を、実際の図書館ツアーを通じて学ぶ
09.若者に関する問いをつくる2:大学での問いの立て方を学び、練習する
10.研究計画のドラフト作成:研究の目的、意義、方法をまとめ、研究計画をつくる
11.研究計画と中間報告:研究計画を定め、研究を進める。授業中には中間報告を行う
12.最終発表1:ミニ研究の成果発表。プレゼンテーションとディスカッションを学ぶ
13.最終発表2:ミニ研究の成果発表。プレゼンテーションとディスカッションを学ぶ
14.最終発表3:ミニ研究の成果発表。プレゼンテーションとディスカッションを学ぶ
15.授業のまとめ:授業をふりかえり、総括する

●成績評価の方法

授業内容の理解(30%)、調べる・考える・書く・発表する・議論する・ITを活用する等の基礎的学習スキルの習得(50%)、大学での学習のルールを尊重し、共に学びあう雰囲気に貢献する態度(20%)。4回以上授業を欠席した場合は「欠席」とします。

●教科書

特になし。

●参考書

授業の中で指示します。

●注意事項

多様な学生がこの授業に参加することを期待します。障害をもった学生、留学生など特別な学習支援のニーズを持っている者はすみやかに担当教員に連絡してください。
また、他の受講者の学習を阻害する行為、不正行為、ハラスメントに対しては厳格に対処します。

●本授業に関する参照Webページ



●担当者からの言葉(Webページのみ表示)

大学で早く専門を学びたい気持ちもわかりますが、大学で学ぶ意味は学識ある市民になることでもあります。大学という場所に関心がある方ならどなたでも知的に楽しめる授業にしたいと思っています。また、この授業には大学院生のティーチングアシスタントがつきます。お楽しみに。


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