●本授業の目的およびねらい
1989年以後の「冷戦後の国際政治」、2001年以後の「テロ以後の国際政治」といった国際政治の現段階は、これまでの国際政治秩序の形成とその変動の考察抜きにはなし得ない。現代の国際政治を過去から説き起こし、さらに将来の国際政治のあり方を展望すべくともに考えていくことが授業の最大の目標である。さらに日本の19世紀以後の国際政治に占めた位置とその評価についての考察も不可欠な授業目標と考えている。
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●履修条件あるいは関連する科目等
社会科学関連の科目を履修していることが望ましい
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●授業内容
19世紀後半の「帝国主義の時代」以降の国際政治史をヨーロッパ、アメリカ、アジア、アフリカ、ラテンアメリカなど地域横断的かつ多角的、複合的な視座から概観する。帝国の形成と植民地政策、帝国の解体と民族の自決、戦争と平和、支配と従属、開発と破壊、人の移動とアイデンティティといった諸問題を中心に国際政治の変動について講義する。また、なぜ国際政治史をまなぶのか。「方法としての国際政治史」などについても十分に講義したい。教員の専攻する旧ユーゴスラヴィアからみた国際政治史をテーマに、大国からの国際政治だけでなく、小国からみた国際政治についても講義し、両者の関係のありようを検討してみたい。
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●成績評価の方法
定期試験による
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●教科書
特に指定しない
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●参考書
適宜紹介する。
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●注意事項
特になし
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●本授業に関する参照Webページ
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●担当者からの言葉(Webページのみ表示)
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