●本授業の目的およびねらい
本授業の目的は、現地研修前後の授業、およびウズベキスタンにおける協定校での講義や現地調査を通して、古代日本との関係が深いシルクロードを中心とした中央アジアの文化・歴史に関する理解を深めることです。また、現地研修での学習や調査を遂行するために十分な知識や方法を事前授業で身につけ、現地研修でそれを実践し、事後授業で現地研修の成果を発表することで、将来的に学術研究を行うための基礎的姿勢に身につけることをめざします。
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●履修条件あるいは関連する科目等
履修者は現地研修前の授業、現地研修、現地研修後の授業にすべて参加すること。現地研修申込(5月18日)までに必ず、海外留学部門の教員と面談をすること。履修登録は2016年度後期なので注意すること。
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●授業内容
〔事前授業〕 1 オリエンテーション・地域論(宮崎千穂) 2 フィールドワーク方法論(宮崎千穂) 3 中央アジア史(地域史・シルクロード文化史)(宮崎千穂) 4 ロシア語1(宮崎千穂) 5 危機管理(出入国・滞在登録等含む)(宮崎千穂) 6 演習(宮崎千穂) 7 演習・渡航前オリエンテーション(宮崎千穂) 8 ロシア語2(宮崎千穂) 〔現地研修〕2016年8月~9月実施 引率:宮崎千穂 現地受入:エルムドロフ・エルドルジョン/ウズベキスタン事務所 サマルカンド国立大学 講義、サマルカンド世界遺産視察、シャフリサーブス世界遺産視察、世界経済外交大学 講義、タシケント国立法科大学 講義、タシケント旧市街・新市街視察、フィールドワーク、学生交流 〔事後授業〕 成果報告会
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●成績評価の方法
事前及び事後授業・現地研修中の参加態度(努力・意欲・出席・調査記録等)40%、事後授業での報告30%、報告書30%。学期途中での履修の取りやめを希望する場合は、担当教員の許可が必要。現地研修のキャンセルは、別途手続きを要する。
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●教科書
必要に応じてプリントを配布する。
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●参考書
授業中に紹介する。
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●注意事項
海外研修に参加する強い意志があること。海外において、法律を遵守し、常識をわきまえ、かつ、自分やまわりの人々の身の安全に配慮して行動ができること。4月上旬から研修の説明会を開催しますので、海外留学室ウェブサイト上で日時を確認してください。
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●本授業に関する参照Webページ
http://ieec.iee.nagoya-u.ac.jp/ja/abroad/program/tanki-tokubetsu.html
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●担当者からの言葉(Webページのみ表示)
名古屋大学は「卒業までに学部学生全員が留学」することを目標に掲げて留学を後押しする「講義一体型の短期研修プログラム」をNU-OTIと呼んでおり、本授業もNU-OTIの一環です。本授業の独自性は、国際教育交流センター海外留学部門が、名古屋大学ウズベキスタン事務所とともに、名古屋大学の学生向けに、現地研修プログラムの開発を含めて、一からつくりあげた点にあります。 本授業では、サマルカンドなど歴史ロマン溢れる現地研修に参加することで、参加学生各人が、豊かな感性を育み、長いようで短い学生生活をさらに有意義なものにするきっかけとしてくれればと思います。
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