●本授業の目的およびねらい
本授業は、名古屋大学に入学したばかりの学生諸君が、名古屋大学を代表する優れた研究者の講義を聴講することにより、学問の面白さや研究に対する心構えを知ることを目的としています。 今回は、ノーベル物理学賞受賞者を含む、14名による講義になります。本授業は、名古屋大学高等研究院が取りまとめ提供しています。
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●履修条件あるいは関連する科目等
特になし
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●授業内容
第1単元「宇宙と化学」目標:人間を取り巻く宇宙・地球環境について深い知識を学ぶ。 第1回 H27.4.12 伊丹健一郎 トランスフォーマディブ生命分子研究所所長 分子のチカラ、異分野融合のススメ 第2回 H27.4.19 益川敏英 名古屋大学特別教授/KMI素粒子宇宙起源研究機構機構長 科学、発展の法則 第3回 H27.4.26 杉山直 理学研究科教授 暗黒の宇宙に迫る 第4回 H27.5.10 渡辺芳人 理事・副総長/理学研究科教授 酵素を創る:化学と生物学の境界線 第2単元「歴史、教育と社会」目標:人間が歴史の中でどのように学び、それをどのようにして後世に伝え、また、どのように現代社会が運営されているのかについて学ぶ。 第5回 H27.5.17 服部美奈 教育発達科学研究科教授 イスラームのなかの「子ども」:教育からみえる異文化 第6回 H27.5.24 和田肇 法学研究科教授 社会的正義とは 第7回 H27.5.31 根本二郎 経済学研究科教授 現代経済学の使い方 第8回 H27.6.7 安藤隆穂 高等研究院前院長 思想史入門の魅力 第9回 H27.6.14 町田健 文学研究科教授 言葉の不思議を探る 第3単元「生命と自然」目標:人間・動物の命の営みとその自然環境との関わりについて学ぶ。 第10回 H27.6.21 高橋隆 医学系研究科教授 ベンチ(研究)とベッド(臨床) 第11回 H27.6.28 松岡信 生命農学研究科教授 食料危機を救うゲノム育種学 第12回 H27.7.5 川瀬晃道 工学研究科教授 テラヘルツ光源の開発と非破壊検査応用 第13回 H27.7.12 近藤孝男 理学研究科特任教授/高等研究院元院長 時を測るタンパク質について 第14回 H27.7.19 飯島澄男 名古屋大学特別招へい教授/名城大学教授 科学はみることから始まる
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●成績評価の方法
出席点に加え、各単元の終了後、当該単元の一つの授業(どの授業を取り上げるかは、学生の自由)についての感想やコメントを授業中に配布する所定のレポート用紙に記入してもらい、担当講師が、論旨の一貫性などの基準に照らして採点・集計して評価します。
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●教科書
なし
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●参考書
なし
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●注意事項
遅刻しないこと。また、計3回のレポートのそれぞれの提出日は、第1単元、5月17日;第2単元、6月21日;第3単元、7月26日;となります。レポートは提出日に教室の後部に設置する「レポート回収箱」に提出すること。また受付時間(8時30分~10時25分)以外は受理しません。
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●本授業に関する参照Webページ
http://www.iar.nagoya-u.ac.jp
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●担当者からの言葉(Webページのみ表示)
名古屋大学を代表する教員による魅力あふれる講義が展開されます。特に、初年次においては、広く学問を見渡すことが重要なので、大いに積極的な聴講を希望します。
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