●本授業の目的およびねらい
「健康を自ら積極的に作り出す時代」とはいえ、医学的に誤った情報も氾濫し、それに振り回されることも少なくない。この授業は医学を専門としない学生に対し,医療の構造的歪み,生活習慣病,対がん戦略,病気の診断と治療,リハビリテーション,障害予防等に関する基本を学ぶ機会を与え,科学的論理性のある健康増進・健康維持について理解を深めることを目的とする。
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●履修条件あるいは関連する科目等
医学部生の受講は認めない。例年、仮申請で上限の120名に達するため,追加申請を受理していない。
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●授業内容
5名の医学部保健学科教員によるオムニバス形式で、以下のようなテーマで講義を行う。
・医療保険制度の現状と問題点 ・疾病の予防と早期発見(がん検診,人間ドック) ・生活習慣病(特に喫煙習慣との関連) ・リハビリテーション医療と工学のかかわり ・放射線治療 ・磁気共鳴(MR) ・核医学の現状と将来展望
初回の授業で授業で担当者のスケジュールを提示する。 医学的知識のない学生に配慮した内容とするが,テーマによってはやや難解な内容も含まれる。担当者ごとに小テストまたはレポートを課す。 各担当者は 授業回数X10点満点で採点し,全担当者の評価点の合計により合否判定する。小テストやレポートの出来によっては毎回出席していてもFになる場合がある。 合格基準に達しない学生に対する救済措置はない。
レポートのテーマ,様式,提出期限の指示はそれぞれの担当者の指示に従うこと。レポート受理に教養教育院事務室の窓口横に設置されているレポート提出ボックスを利用する。提出期限過ぎのレポートは受理しないので,余裕を以て提出すこと。毎年,メモ書きに等しいレポートや他人のレポートのコピペなど劣悪な提出物を目にする。必ず自分で調べて自分の考えを書くこと。
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●成績評価の方法
平常点(小テストまたはレポートにより各担当者が授業回数X10点満点で採点)の合計が6割以上のものを合格とする。履修取り下げ制度を採用する。取り下げずに5回以上欠席するとFとなる。
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●教科書
特に指定しない。必要に応じて資料を配付する。
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●参考書
特に指定しない。レポートを書くための資料収集は,図書館やインターネットの検索から必要な情報を取得する。
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●注意事項
毎年受講申請けだけで,履修取り下げもせず,一度も出席しない学生が数名いる。継続して出席する意志のないものは受講申請しないこと。
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●本授業に関する参照Webページ
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●担当者からの言葉(Webページのみ表示)
平成25年度:S7名,A38名,B35名,C13名,F19名 平成26年度:S12名,A53名,B19名,C20名,F16名 平成27年度:S6名,A22名,B33名,C21名,F29名
平成27年度は優れたレポートを提出した学生が少なく,平成26年度よりもS~Aの割合が低下した。 Fが約25%と非常に多いが、主に出席回数が0回~5回か、レポート提出がなかったか学生である。
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