2016年度 シラバス情報詳細

●時間割コード
20160024115

●科目区分
理系教養科目

●科目名
物質世界の認識
●主担当教員名
樫田 啓

●単位数
2単位

●開講時期
Ⅱ期
木・1
●対象学部
農学部
情報文化学部(自然)
医学部
理学部



●本授業の目的およびねらい

生命活動は、ターゲットとなる分子を正確に認識し捕捉すること=分子認識から始まる。本授業では、分子認識に関する基本的な物理化学から、天然の酵素や抗体による基質認識機構まで網羅的に解説する。特にDNAが二重らせんを形成する機構を通じて、水中で天然の抗体や酵素がターゲットを精緻に認識する機構を理解する。また、天然の抗体を模倣した人工レセプターの構築、触媒反応における分子認識、および分子進化など、最近の研究についても解説する。

●履修条件あるいは関連する科目等

特定の科目の履修を前提とした授業は行わないが、生体分子や生体反応に関心があること。

●授業内容

1.分子認識(概念)と水
2.分子認識に関わる力と生体内で働く相互作用
3.生体分子の基礎
4.生命活動における分子認識
4-1.なぜDNAは二重らせんを形成するのか?
4-2.DNAを認識するための様々なモチーフ
4-3.DNAの複製、転写と翻訳
4-4.なぜ卵を高温に晒すと“ゆで卵”になるのか?
4-5.天然の抗体による分子認識
5.人工レセプターの設計
6.酵素反応の機構と分子認識

●成績評価の方法

小テスト及び期末試験によって評価する。

●教科書

特になし

●参考書

ヴォート基礎生化学

●注意事項

特になし

●本授業に関する参照Webページ



●担当者からの言葉(Webページのみ表示)




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