●本授業の目的およびねらい
本授業は、いわゆる発展途上国と呼ばれる地域の貧困や経済的、社会的、政治的課題を総合的に扱う開発学の理論と実践の変遷に注目する。最先端の開発に関する考え方から、グローバル化する世界の中で、自分たちの生活が途上国の人びとの生活といかに関連しているかを考え、自分たちの日常生活のなかで実践する能力を涵養することを目標とする。 (本講義で扱う「開発」とは、科学技術分野の「研究開発」ではありません。)
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●履修条件あるいは関連する科目等
授業で扱う内容に能動的に取り組むこと。英語で書かれた文献も多く扱うので、英語の文献やウェッブサイトを読むことをいとわないこと。
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●授業内容
1.オリエンテーション 2-6.開発の理論 2.近代化論 3.従属理論 4.開発への批判 5.開発のオールタナティブ 6.幸福をめざした開発 7-14.途上国のフード・セキュリティ 様々なケーススタディを扱いながら、自分たちの生活との関連も考える。 15.まとめ
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●成績評価の方法
授業への参加度(25%)と、複数回のレポート(75%)によって評価する。 学期途中で履修の意思がなくなった場合、履修取り下げ届を提出する必要がある。
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●教科書
特に指定しない。
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●参考書
大坪滋、木村宏恒、伊藤早苗(編)『国際開発学入門』ISBN:978-4-326-50327-8 セルジュ・ラトゥーシュ(著)中野佳裕(訳)『〈脱成長〉は、世界を変えられるか?』ISBN:978-4861824388 その他、授業で指定する。
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●注意事項
グループワーク等を取り入れることを視野に入れながら、可能な限り双方向的な授業にしたい。遅刻や欠席はそのような授業の妨げになるので、厳に慎むこと。
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●本授業に関する参照Webページ
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●担当者からの言葉(Webページのみ表示)
大学での学びは、個々人の「学ぶ意思」にかかっています。チェックされなくても、与えられなくても、自分で問題への関心をもち、能動的に、積極的に取り組む姿勢を早い段階で身に着けてください。
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