●本授業の目的およびねらい
地球を太陽系の中の惑星の一つとしてとらえながら,環境というキーワードで地球の特徴や歴史,変動する地球環境下で森林の環境問題を把握すること,また持続性の観点から問題解決の糸口を自ら考える能力を養うことを目的とする.さらに地球の歴史や環境を知るための方法についても学習する.こうした観点は,生物や人類が享受または乗り越えてきた環境を知る上で重要である.人類が直面している環境問題に対して,正しい科学的な理解をするための基礎知識を身に付け,広い視野から考察できるようになるとともに,深い考察力を涵養することを目指す。
|
●履修条件あるいは関連する科目等
地球科学基礎Ⅰを履修していることが望ましい。
|
●授業内容
・惑星の表面温度 ・地表の変化のメカニズム:削剥・堆積作用など ・地層からの地球の歴史の読み方 ・地球の歴史を振り返る ・地質構造と地形の形成 ・自然災害の脅威 -地震と火山- ・リモートセンシングによる地球環境の観測 ・地球温暖化と森林生態系 ・日本の森林と世界の森林 ・森林生態系と生態系サービス ・森林地下部生態系 森林土壌と樹木根 ・酸性雨等大気汚染物質が森林に与える影響 ・マツ枯れおよびナラ枯れからみる森林の健全性 ・臨床環境学の観点から捉える森林シカ被害
|
●成績評価の方法
小レポート(40%)と期末試験(60%)による。履修取り下げ制度を採用する。取り下げを希望する場合は,5月末日までに書面で担当教員に連絡すること。届を提出していない学生についても,出席状況等を総合的に判断して欠席とする場合もある。
|
●教科書
特に指定しない。
|
●参考書
臨床環境学 渡邊誠一郎他編 2014年 名古屋大学出版会 ISBN978-4-8158-0781-8
|
●注意事項
特になし
|
●本授業に関する参照Webページ
|
●担当者からの言葉(Webページのみ表示)
|