●本授業の目的およびねらい
平安時代の代表的な古典文学『伊勢物語』を読む。古典文学および日本文化への興味を深め、かつ古文の基礎的な読解力が身につくようにしたい。
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●履修条件あるいは関連する科目等
特になし。
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●授業内容
『伊勢物語』の有名・重要な章段(初段・二条后章段・東下り章段・斎宮章段・惟喬親王章段など)を取り上げ、ゆっくりと精読・味読していく。特に以下の点に留意して講義をすすめたい。
1.物語とは何か。和歌とは何か。 2.伊勢物語の成立。 3.業平の実像と虚像。 4.漢文学の受容の問題。 5.物語に見る古代的発想。 6.古注釈の世界。 7.源氏物語への影響。 8.物語の主題「みやび」とは何か。
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●成績評価の方法
期末試験(70%)+出席・授業態度(小テストなどを含む)(30%)
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●教科書
大津有一校注『伊勢物語』(岩波文庫)
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●参考書
特になし。
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●注意事項
成績評価は辛めである。単位取得にはそれなりの努力を要する。テキストを用意してこない者、私語する者、授業と関係ない作業をする者は即刻受講を取り消す。関心と意欲のある者のみ受講すること。なお、古文が苦手であっても特に差し支えはない。
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●本授業に関する参照Webページ
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●担当者からの言葉(Webページのみ表示)
特になし。
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