●本授業の目的およびねらい
目的は、学術的知識の探求の過程と考古学の面白さを体験することです。 ねらいは二つあります。第一は縄文時代について学び、その文化と社会を理解できるようになることです。第二は世界の先史時代の文化と社会の特徴を歴史的な視点から理解できるようになることです。
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●履修条件あるいは関連する科目等
履修の条件は授業の妨げとなる行為をしないことです。具体的には、私語や高機能携帯電話の操作、語学の予習、大幅な遅刻などです。
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●授業内容
日本の歴史において、縄文時代は今から15,500年前から2,500年前までの13,000年間続いた時代として位置づけられています。最初に、縄文時代の文化と社会について具体的なイメージを描くことができるよう説明していきます。つぎに、ビデオなど視聴覚教材を利用し、比較考古学の観点から縄文時代を世界史の中に位置づけていきます。
1.縄文時代に関する一般的な理解とその再検討 2.縄文時代の年代と時期区分 3.縄文時代の文化と社会 4.世界史の中の縄文時代1(エジプト文明との比較) 5.世界史の中の縄文時代2(メソポタミア文明との比較) 6.世界史の中の縄文時代3(インダス文明との比較) 7.世界史の中の縄文時代4(中国文明との比較) 8.世界史の中の縄文時代5(北中米文明との比較)
参考文献 佐々木高明、『日本の歴史① 日本史誕生』(集英社)、1991年。 藤本強・菊池徹夫(監修)『世界の考古学』第1~24巻(同成社)、1997~2011年。 山本直人、『縄文時代の植物採集活動 増訂版』(渓水社)、2008年。 山本直人、『文理融合の考古学』(高志書院)、2007年。 山本直人、『縄文時代の生業と社会』(同成社)、2013年。
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●成績評価の方法
出欠を兼ねた小テスト(70%)、期末試験(30%)。 学期途中で履修の意思がなくなった場合、履修取り下げ届を提出する必要があります。
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●教科書
直接教材としては、講義資料を配付します。
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●参考書
授業内容の欄を参照してください。
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●注意事項
授業の妨げとなる行為をして警告を2回受けた者や悪質な妨害をした者については、それ以降の受講と期末試験の受験を認めません。 期末試験では、授業中に配布した資料や自筆ノートの持ちこみは認めますが、それらのコピーの持ちこみは認めません。
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●本授業に関する参照Webページ
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●担当者からの言葉(Webページのみ表示)
とくにありません。
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