●本授業の目的およびねらい
本講義では,中国の歴史において漢族(漢民族)以外の民族がはたした役割,またそれが漢族の形成に与えた影響について考察する。一般に,中国史は漢族のたてた統一王朝の歴史であり,それ以外は周辺異民族,統一の阻害要因としてのみとらえられがちである。しかし実際には,それら数多くの民族の相互作用こそが中国史を形作っているのであり,現在の漢族もその中から生まれてきた存在であるといえる。そのような中国史上における諸民族の相互作用について検討し,そこから現在の中国における民族問題を考える手がかりを得ることを目標とする。
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●履修条件あるいは関連する科目等
東アジアの前近代史に関心があること。中国史の基本的な知識があることが望ましいが,未履修者にも配慮して講義中に説明を加える。
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●授業内容
1. はじめに(多民族国家・中国) 2. 秦漢帝国と匈奴帝国 3. 「五胡十六国」と漢民族の変貌 4. 隋唐「世界」帝国の形成 5. 漢民族の南進と南方諸民族〜南方民族の漢文化受容 6. 唐の衰亡とテュルク族の躍進〜遊牧国家から牧農複合国家へ 7. モンゴルの時代とモンゴル以後 8. 「少数民族化」する漢族
*上記のそれぞれの内容につき,それぞれ1〜2回の講義をおこなう。
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●成績評価の方法
全体のおよそ中間時点で小テストを実施(20%)。 定期試験(80%)。
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●教科書
特に指定しない。毎回講義資料を配付する。
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●参考書
授業中に適宜指示する。
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●注意事項
世界史(アジア史部分)未習者は,一般的な中国史の概説書(授業中に紹介する)を講義終了までに最低1冊は読んでほしい。 特に予習は必要ないが,受講後,講義で扱った歴史の流れ(推移)について各自で整理 しておいてほしい(授業に使用したスライドは担当教員のWEBサイトに掲載する予定)。
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●本授業に関する参照Webページ
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●担当者からの言葉(Webページのみ表示)
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