●本授業の目的およびねらい
「セミナーのテーマ:モータの動きを使ってフードサービスのヒット商品を企画しよう」 おなじみの回転寿司は大阪の寿司店経営者がビール製造用コンベアにヒントを得て1958年(昭和33年)「コンベヤ旋廻食事台」として始めたのがきっかけです。昭和40年代全国の展望タワーでは床が回転するレストランが流行りました。縁日の綿菓子だって電動綿菓子機の前で買うからおいしいはず。まれですが、モータの動きがフードサービス(外食産業)のヒット商品を生むことがあります。このセミナーでは少人数チーム毎に独創的で本当に実現しそうな企画書(レポート)を作成しプレゼンを行うのがゴールです。
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●履修条件あるいは関連する科目等
履修条件は特にありません。 最終成績に「欠席」はありません:少人数チーム編成を行うため、途中での履修放棄は他の学生に大変迷惑となります。本セミナーでは原則履修取り下げができません。
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●授業内容
初回の授業の際に3名程度の少人数チームに分かれます。各チームの3名はそれぞれ技術主担当(技術屋さん)、経理主担当(経理屋さん)、安全主担当(安全屋さん)のどれかの役になってもらいます。3名で協力するのは当然ですが、技術屋さんはチームの独創的なアイデア創出に責任を持ち、ユニークな企画の完成を目指します。経理屋さんはアイデアが現実的なコストでできるのか、本当にヒットするのかを冷静に十分検討します。安全屋さんは何と言っても客商売ですからモータとそれを使った機構がお客様にケガをさせないか、そして食品の衛生面に懸念がないかなど関係法令も含めて十分調査します。
2回目の授業以降各チーム毎にミーティングを行い、他チームに負けないアイデアを出し合い、3名それぞれが翌週までにインターネットや文献等で調査してくることを整理します。週を重ねるにつれて一つの企画に収束するように議論しましょう。
学期の途中で1度経過報告会を行います。この報告会が近づくとTAのサポートによりパワーポイントを使ったプレゼンテーションを習います。なお、この時発表されたアイデアやプレゼンの質等は成績に入りません。つまり、この時自分のチームのアイデアがいまいちだったとしても後半で十分挽回できるのです。
最終日にいよいよチーム毎のプレゼンを行ってもらい、企画書(レポート)を提出してもらいます。これらの内容は成績に大きく反映されます。なお、プレゼンは1チーム15分で、その中を5分ごとに分けて3名とも発表するようにします。企画書は各人が担当部分に重み付けを与えて作成することで、全員提出とします。これはプレゼンと企画書は全員別々に採点するためです。チーム全員の点数を上げるため、相互にチェックしたり改善策を指摘するのもよいでしょう。そうすると25%のチーム共通点も同時に上がるかもしれません。
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●成績評価の方法
基本的には最終日のプレゼンと企画書から評価します。各25点満点 ・企画総合(チーム共通点数) ・○○屋さん点(各チーム担当者間相対評価) ・パワーポイントプレゼン(全員別点数) ・企画書(全員別点数)
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●教科書
特にありません。
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●参考書
適宜指示することがあります。また、各自でインターネットや文献等を積極的に調べてもらうことを期待します。ただし、インターネット上には誤った情報も少なくないので信頼できる情報を扱うように心掛けてください。その点、図書館の図書や論文などはより信頼できます。
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●注意事項
チーム間の偏りができる限りないようにしたいと思います。そのため、大手外食産業等で長期間アルバイトをしていた方、ご実家がフードサービスを営んでいる方などは1回目の授業の時に申告してください。
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●本授業に関する参照Webページ
http://www.mech.nagoya-u.ac.jp/asi/ja/lecture/
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●担当者からの言葉(Webページのみ表示)
これまで6年間、24のチームにより24の企画が提案されてきました。 ☆ つかれている餅の気分になって完成を待つ自動餅工房 ☆ ありそうでなかった一杯ずつお抹茶をたててくれる自動販売機 ☆ 人間技では不可能なアクロバティックカクテル など担当者(教員、TA)もびっくりな企画も登場すれば、もちろん発展途上な企画 も登場しました。
モータの原理等はもちろんセミナーの時間中に話しますが、調べること、検討すること で工学のことは一部分です。不動産屋のホームページで安い居抜き物件を探す学生さん、 プロ?と思わせるほど食材選びにこだわる学生さん、1年生からCADソフトを使い こなして設計する学生さん、茶道部に本物を教わりに行く学生さん、図書館で食品衛生 法の本をあさる学生さん、最終日のプレゼンに手作りの提案機構の模型を持ってきて実 演して参加者全員をアッと言わせた学生さんetc. いろいろな学生さんが現れる基礎セ ミナーです。自宅で、または担当者の研究室を訪問して、自信作を調理、試食するチー ムも少なくありません。
何となく担当した分野で職人気質が出てくるセミナーですが、一番大事なのは、責任 範囲の異なる3人がうまくまとまり、調整できるためのコミュニケーションの力です! 3人がすばらしいチームワークを発揮したら、きっと優れた企画書とプレゼンテーション が生まれます!どうか頭を十分に十分に柔らかくして、初めて出会う仲間と良いコミュ ニケーションを取って、モータを使ったヒット間違いなしのフードサービスを提案して ください。毎年、斬新な企画を心待ちにしています。
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