2015年度 シラバス情報詳細

●時間割コード
20150013307

●科目区分
基礎セミナー

●科目名
基礎セミナーA
●主担当教員名
飯嶋 徹

●単位数
2単位

●開講時期
Ⅰ期
水・3
●対象学部
理学部
工学部(Ⅱ・Ⅲ・Ⅴ系)



●本授業の目的およびねらい

セミナーのテーマ:素粒子物理学の最先端ー「消えた反物質の謎」
「勉強」と「研究」の違いは何でしょうか?「勉強」が既知を学ぶこととすれば、「研究」は未知への探求と言うことができます。「研究」のためには、何が未知なのかを知り、問題を自ら掘り下げて深く考える能力、その考えを人とのコミュニケーションでより確かなものとする作業が必要です。このセミナーでは、素粒子物理学の謎、特に「消えた反物質の謎」に関連する課題について、文献を調べて問題を掘り下げ、その内容を発表し、討論する能力を養うことを目指します。

●履修条件あるいは関連する科目等

特にありません。課題に積極的に取り組み議論に参加できる人を歓迎します。

●授業内容

素粒子物理学は、物質の根源は何か?また究極の物理法則は?といった、人類がギリシャ時代から問い続けてきた謎に挑む学問です。20世紀以来、加速器の出現によってかなりのことが解ってきましたが、まだまだ未解決の謎があります。例えば、物質を構成する粒子にはその相棒である反粒子が存在しますが、何故か我々の宇宙に反物質は存在しません。この「消えた反物質の謎」についての適当な科学記事を題材として取り上げ、二人一組で取り組んでもらいます。関連する文献を調べ、わかったことや疑問に思ったことを発表してもらい、受講者全員で議論します。最後にセミナーで得たことをレポートとしてまとめます。
具体的な課題例:
- 反粒子の発見
- 物理法則における対称性
- 粒子-反粒子対称性の破れ
- 反粒子の作り方、見つけ方(加速器と測定器)
- 小林・益川理論の概要
- 今後の素粒子研究

部分的に英語の記事などを題材にすることがあります。

また、名古屋大学で行なわれている最先端素粒子実験の紹介や研究室の見学なども取り入れてゆく予定です。

●成績評価の方法

出席、発表内容、討論への積極性、レポート(各25%)により評価します。履修取り下げ制度を採用します。

●教科書

特にありません。適宜プリントを用意します。

●参考書

必要に応じてセミナー中に紹介します。

●注意事項

発表資料やレポート作成時に本やウェブページを参考にした場合は情報元を示して下さい。

●本授業に関する参照Webページ

http://www.hepl.phys.nagoya-u.ac.jp/~iijima.nagoya/ToruIijima/nuilas_kisoseminar.html

●担当者からの言葉(Webページのみ表示)

皆さんが積極的に議論に参加してくれることを期待しています。「ばかなことではないか?」と思うことでも恥ずかしがらずに質問し意見を述べてください。そうした姿勢を身につけることも本セミナーのねらいです。


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