●本授業の目的およびねらい
本講義では、経済学の一分野である経済史の学習をします。現代の私たちは自由主義、市場経済社会の中でそれがあたりまえのように暮らしています。しかしこのような社会経済秩序が一般化してきたのは、西欧で見てもここ二、三百年程度のことです。有史以来人々は伝統的共同体社会の中でその生存を維持してきました。本講義は人間社会の標準形態ともいえる伝統社会がどのように瓦解し、そこから近代的な工業社会が生まれてきたのか、他方でそうした近現代がどのような問題を抱えるかを検討することによって、普段あまり意識することがない私たちの社会経済認識を深めていくことを目的としています。
|
●履修条件あるいは関連する科目等
必須の履修条件はとくにないが、この講義をスムースに理解するためには高校の世界史レベルの予備知識があった方が望ましい。必要に応じて高校時代の世界史の教科書あるいは資料集などを参照のこと。
|
●授業内容
1. 資本主義、市場経済社会とはなにか――はじめに 2. ヨーロッパ中世社会における人々の暮らし 3. 大航海時代と世界経済 4. 伝統社会の解体と資本主義への胎動 5. 市民革命と産業革命 6. イギリス工業化初期における人々の暮らし 7. イギリスの工業化と世界経済 8. 明治維新と近代日本経済社会 9. 帝国主義と戦争 10. 20世紀資本主義社会の変容 11. 近代社会の中の伝統社会 12. 経済史の中での「技術革新」 13. 経済のグローバル化の中で 14. 人類の危機に対する警告? 15. 歴史の中の私
|
●成績評価の方法
期末の定期試験の成績(80%)および授業への積極的な参加(20%)による。 履修取り下げ制度は適用しない。定期試験を受験しなければ「欠席」、受験した結果に平常点を加味した点数が規定の水準に達しなければ「F」となる。
|
●教科書
『あなたが歴史と出会うとき:経済の視点から』堺 憲一 著(名古屋大学出版会)ISBN:978-4-8158-0610-1
|
●参考書
必要に応じて授業で紹介する。
|
●注意事項
|
●本授業に関する参照Webページ
|
●担当者からの言葉(Webページのみ表示)
|