●本授業の目的およびねらい
視覚に関わる科学的知見とデザインについて理解し,ヴィジュアルコミュニケーションの制作をおこなう.また社会的コンテクストとアート作品の解釈について考察する. 1.ヴィジュアルリテラシーとは何か,そこで獲得される力は何に役立つのか 2.デザインはどのように現象や概念をヴィジュアライズし,伝達するのか 3.人間の知覚において,視覚と運動,そのリアリティはどこまで解明されているのか 4.ジェンダーということばは,いつどのような時代的要請のもとに生まれたのか.それは,アートの世界でいかに意識され表現されたのか
|
●履修条件あるいは関連する科目等
全学教養科目のうち芸術系の講義(現代芸術論,表象芸術論,音楽芸術論,芸術と人間精神)をあわせて履修すると,より複眼的な理解が得られる.
|
●授業内容
ヴィジュアルリテラシーとは,視覚を通してメッセージを受けとめ,理解し,そしてつくる力のことをいう.この授業では,理系の学生に必要と考えられるヴィジュアルリテラシーを,さまざまな研究分野を背景に5人の教員がそれぞれの視点から,3回ずつ講義する. [視覚性]ヴィジュアルリテラシーについて(茂登山) ・ヴィジュアルリテラシーの概要と役割,その背景と現状 ・名大キャンパス「アートとデザイン」ツアー ・現代アートの写真における多様な視覚性 [デザイン]理解のためのヴィジュアライゼーション(水内) ・ヴィジュアライゼーションとは何か,概要とその意義 ・混沌から理解を導くためのヴィジュアライズ手法 ・ヴィジュアライゼーションの現在 [ヴィジュアルコミュニケーション]実習課題(水内・茂登山) ・ワークショップ ・グループワークほか [知覚]知覚的リアリティについて(北崎,集中講義) ・バーチャルリアリティの背景,コンセプトおよび概要 ・視覚におけるリアリティの基盤 ・自己身体と自己運動の知覚,そしてプレゼンス [ジェンダー]性解放運動時代の女性アート(越智) ・女性から奪われたセクシュアリティとロゴスを問題にする芸術 ・女性というジェンダーイメージの誕生 ・ジェンダーイメージの模倣という戦略
|
●成績評価の方法
レポート(複数回)と実習の提出物および出席点
|
●教科書
なし 必要に応じて資料などを配布する.
|
●参考書
『イメージ・リテラシー工場―フランスの新しい美術鑑賞法』フィルムアート社 『情報デザインベイシクス』ユニテ 『知覚心理学 ―心の入り口を科学する―』ミネルヴァ書房 『女性を消去する文化』(鳥影社)
|
●注意事項
見ることに関心のある人,アートやデザインに興味がある人を歓迎します.レポート提出のために展覧会に行き作品を見ることをもとめます.また実習課題をおこなうので,必ず提出してください.
|
●本授業に関する参照Webページ
|
●担当者からの言葉(Webページのみ表示)
|