●本授業の目的およびねらい
古代ギリシア社会における彫像の機能を多角的に分析することにより、エージェンシーとしての彫像を通じて文化を読む技法を身につけます。
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●履修条件あるいは関連する科目等
歴史学
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●授業内容
古代ギリシアの彫像文化
古代ギリシアの都市や聖域には、さまざまな機会に建立された神々や人間の彫像が立ち並んでいました。これらの彫像は、かつてはもっぱら美術史の研究対象とされていましたが、現在ではエージェンシー論の確立とともに、空間と結びついた歴史を「語る」存在として、文化を読むための重要な手がかりと考えられるようになっています。この授業では、エージェンシー論を紹介することから初めて、具体的に彫像からどのように古代ギリシアの文化を読むことができるのかを説明していきたいと思います。主要なトピックは、以下の通りです。 1.エージェンシー論の射程 2.古代ギリシアの景観と環境 3.古代ギリシア史の流れ 4.史資料の世界 5.エーゲ海先史時代の彫像文化 6.前古典期の聖域と祭神像 7.肖像彫刻の発展 8.アテネ民主政の成立と僭主殺害者像 9.古典期アテネにおける彫像建立の忌避 10.公共建築物と彫刻 11.コノンの像と肖像彫刻の復権 12.アレクサンドロス大王の像 13.ロドスの巨像 14.初期ヘレニズム時代の王と彫像 15.ギリシア都市と彫像
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●成績評価の方法
毎回の授業に際して提出するリアクション・ペーパーの内容(40%) 期末試験の成績(60%)
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●教科書
教科書は使用しませんが、必要な史料はプリントで配布します。
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●参考書
周藤芳幸『古代ギリシア 地中海への展開』京都大学学術出版会 2006
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●注意事項
古代文化への関心をもって授業に臨んでください。
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●本授業に関する参照Webページ
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●担当者からの言葉(Webページのみ表示)
古代ギリシアの彫像は、単なる美術品として作られたわけではありません。この授業では、彫像をめぐって、それがいかなる理由から建立され、いったん建立された彫像が、今度は独立した主体として、それを見る者にどのような歴史を語り継がせていったのかを探究したいと考えています。
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