●本授業の目的およびねらい
本授業は、英語という言語、その言語が培ってきた文化、および現代社会における英語文化についての深い教養を身につけることをその目的とする。英語・英語文化にかかわる様々な主題についての文献・資料調査、調査に基づく英語による口頭発表など、少人数授業の利点を生かした学習活動を行い、研究拠点大学である名古屋大学の学生にふさわしい学術英語の運用能力をさらに高めることを目指す。
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●履修条件あるいは関連する科目等
英語(上級)の履修経験があること
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●授業内容
アメリカの大学で実際に行われた「最終講義」を教材とする。 目標とする実際の学術英語の運用能力がどのようなものであるかを把握するために、初回の授業で実際にその講義の動画を見る。 二回目以降は、この「最終講義」に基づいて出版されたペーパーバック一冊を学期中にすべて読む。毎回、予習としておよそ20ページの英文に目を通してくる。授業では、英文和訳をするのではなく、内容理解に関する質問を用意するので、その質問に対する答えを英文から探し、内容を十分に理解した上で解答するという学習活動を行う。授業中、担当教員は、アメリカの大学生活や文化事情の解説を行ったり、各自の解答をチェックし、必要に応じてヒントを出す。 また、内容理解と同時に、「最終講義」で使用されている英語表現やにも注意を払い、学術英語の運用に役に立つ英語表現を学ぶ。さらに、「最終講義」の一部をディクテーションすることにより、アメリカの大学での英語講義に耳を慣らすことも行う。 学期の終わりには、再度「最終講義」の動画を見て、この一学期間で、どれほど学術英語を学び実際の英語の講義が理解できるようになったかを実感してもらう。
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●成績評価の方法
対面授業については、授業参加度・小テスト・期末試験の三つの観点から総合的に評価する。これに加えて、課外学習の電子教材に基づく成績を加味して授業全体の評価とする。ただし、期末試験を欠席した場合は成績評価は「欠席」とする。
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●教科書
The Last Lecture [ペーパーバック] Randy Pausch (著) Two Roads ISBN 9780340978504
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●参考書
なし
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●注意事項
対面授業に加え、課外学習として電子教材を課し、その成績に基づく評価を授業全体の評価の20%とする。なお、5回以上欠席をした場合、「欠席」の評価がつく。履修取り下げ制度は採用しない。
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●本授業に関する参照Webページ
http://youtu.be/ji5_MqicxSo
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●担当者からの言葉(Webページのみ表示)
初回の授業を欠席した場合は、課外学習の説明資料をアカデミック・イングリッシュ支援室のサイト ( http://elearn.ilas.nagoya-u.ac.jp/access/ ) からダウンロードすること。 "Brick walls are there for reasons." (Randy Pausch)
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