●本授業の目的およびねらい
本授業は、英語という言語、その言語が培ってきた文化、および現代社会における英語文化についての深い教養を身につけることをその目的とする。英語・英語文化にかかわる様々な主題についての文献・資料調査、調査に基づく英語による口頭発表など、少人数授業の利点を生かした学習活動を行い、研究拠点大学である名古屋大学の学生にふさわしい学術英語の運用能力をさらに高めることを目指す。
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●履修条件あるいは関連する科目等
一ヶ月に数冊は読破できる読書習慣があること。ビブリオバトル用に必ず読書をすること。
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●授業内容
この授業の卑近な目標は、英語でビブリオバトルをすることにある。ビブリオバトルとは、出席者全員が5分間でお勧めの本を紹介した後に一番よかった本に投票してチャンプ本を決める書評合戦のことである。
授業期間中の流れは以下の通りである。
・ まず最初に英語でのブックリポートの書き方から始まって説得力のある文章の書き方をお復習いする。
・ 次に実際に英語の童話・民話といった簡単な本を読んだ上で、実際に日本語でビブリオバトルを体験してもらう。
・ 英語でのビブリオバトルへのステップとして、PPTを用いて今年一番面白かった本を紹介する。紹介する本は日本語の本であっても構わない。
・ さらに今度は持ち時間3分間のミニ・ビブリオバトルを英語で行う。テーマは大学生の必読書は何か。
・ 最後に持ち時間5分間のビブリオバトルを英語で行い、英語でディスカッションをする。テーマは一番心に残った本について。
課外学習の小テストから授業が開始され、出欠席はそのテストを受けたかどうかで判断する。個々の授業は上述した流れに沿って行われるので、4回ある発表の日に欠席すると不利益を被ることになる。また書評用の英作文を提出してもらうので、期限は厳守すること。
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●成績評価の方法
対面授業:ビブリオバトルのプレゼンテーション評価(40%)、提出作文(40%)
課外学習:小テスト(20%)
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●教科書
なし。
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●参考書
谷口忠大著『ビブリオバトル 本を知り人を知る書評ゲーム』文春新書
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●注意事項
対面授業に加え、課外学習として電子教材を課し、その成績に基づく評価を授業全体の評価の20%とする。なお、5回以上欠席をした場合、「欠席」の評価がつく。履修取り下げ制度は採用しない。
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●本授業に関する参照Webページ
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●担当者からの言葉(Webページのみ表示)
初回の授業を欠席した場合は、課外学習の説明資料をアカデミック・イングリッシュ支援室のサイト ( http://elearn.ilas.nagoya-u.ac.jp/access/ ) からダウンロードすること。 dyslexiaに悩む人は授業をご遠慮ください。
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