●本授業の目的およびねらい
学会や社会で求められるプレゼンテーションを行えるよう、リーディング・スピーキング・リスニング・ライティングの各能力を高め、また4技能の統合を目指すことを目的とする。研究拠点大学たる名古屋大学の学生に相応しい学術英語を使いこなす能力を、実際の運用を前提とした学習活動を通して養う。自分の考えをその根拠とともにいかに説得力ある論理的な英文に組み立てるかというこれまで英語(基礎・中級)で養った知識・技能と、英語(コミュニケーション)で培ったコミュニケーション能力に加え、プレゼンテーションに必要な知識や技能を習得し、学術英語を使いこなす能力を更に発展させる。
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●履修条件あるいは関連する科目等
英語(基礎・中級・コミュニケーション)がそれぞれ既修であることを前提とする。
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●授業内容
この授業では、プレゼンテーションの構成方法と基本的な技術を学ぶことにより、自分の伝えたい内容を相手にしっかりと伝えるためのスキルを身に付けることを目標とする。同時に、メモを取ったり質問したりしながらプレゼンテーションを聴き、要点を捉える練習も行う。テキストはテーマ毎に6課から構成されている。各課1週で学習し、残りは実際にプレゼンテーションを行う。 期間中、1人ずつ行うプレゼンテーションを2回、グループを作りプロジェクトを組んで行うプレゼンテーションを1回、それぞれ課す予定である。各プレゼンテーションの問題点や課題を検討し、より良い発表にするためにはどうしたらよいか、教員からだけではなく学生同士でもアドヴァイスし合う。
※初回の授業に必ず出席すること。授業の進め方や概要の確認、プレゼンテーションのグループ分けなどを行う。
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●成績評価の方法
授業への参加度15%、プレゼンテーション50%、提出物15%、課外学習(及びそれに係る小テスト)20%による総合評価。 剽窃をした者は、不正行為として厳しく対処する。
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●教科書
Present Yourself 2: Viewpoints, 2nd ed. (Steven Gershon) Cambridge University Press. ISBN: 9781107435780
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●参考書
特に指定しない。但し、各自で辞書を準備しておくこと。
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●注意事項
対面授業に加え、課外学習教材「eFACE」を課し、その成績に基づく評価を授業全体の評価の20%とする。なお、5回以上欠席をした場合、「欠席」の評価がつく。履修取り下げ制度は採用しない。
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●本授業に関する参照Webページ
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●担当者からの言葉(Webページのみ表示)
○課外学習の説明資料は、アカデミック・イングリッシュ支援室のサイト ( http://elearn.ilas.nagoya-u.ac.jp/access/ ) からダウンロードすること。 ○授業には辞書を持参すること。電子辞書でも紙媒体の辞書でも構わない。どの辞書も万能ではなく、英和・和英・英英の辞書にも様々なブランドがあることを認識しておいて欲しい。 ○文法を重点的に学習することはしない。各自で復習しておくこと。但し、わからないことがあれば、遠慮なく質問すること。 ○指名されたら必ず何か内容のあることを答えること。「わかりません」はダメ。間違えたからといって、減点されたりすることはない。皆のために代表して間違えることは、むしろ歓迎されるべきことである。 ○他の受講生との共同作業もある。遅刻や欠席、忘れ物など、迷惑を掛けることのないように気を付けること。 ○プレゼンテーションは母語でも緊張するもの、外国語での発表はなおさら。あまり細かいことに気を迷わさず、とにかく云わんとすることを相手に伝えることを意識せよ。 ○現在はテレビやインターネットなど、英語に触れる機会が多くある。英字新聞や英文雑誌も手に入れやすくなっている。それらを最大限に活用し、自発的に学習を続けていってくれることを期待する。
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