●本授業の目的およびねらい
本授業は、学術的な英文に関する基礎的なリーディング能力とライティング能力の養成を目的とする。そのねらいは、研究拠点大学である名古屋大学の学生にふさわしい学術英語を使いこなす能力を身につけるところにある。論理的な英文のカギとなるエッセイの構造に着目し、目的に応じて必要な情報をいかに読みとるか、また逆に、自分の考えをその根拠とともにいかに説得力ある論理的な英文に組み立てるかを学ぶ。将来、専門の論文を英語で読んだり書いたりする時に、指針となる英文構成法の基礎、および実際に役立つ英語表現を多く習得する。
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●履修条件あるいは関連する科目等
特になし。
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●授業内容
1)6種類の論述形式(1. Narrate It 2. Summarize It 3. Describe It 4. Compare It 5. Explain It 6. Argue It)に則って、アカデミック・ライティングの基礎を学ぶ。 2)課題や授業中の練習によってライティングの形式を反復しながら身につけるとともに、自らの書き方の癖に自覚的になり、より読みやすい簡潔なライティングを目指す。 3)文化、政治・経済、社会、科学技術など、多様な題材を読んで英語の表現に親しみ、新しく学んだ語彙を短い文章で使えるようにする。 4)授業中には講義と各自で行う読み書きの練習のほかに、学習意欲の向上や知識の定着を助けるために小グループの英語ディスカッションやグループによるライティングをすることがある。
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●成績評価の方法
授業参加(授業内活動への評価を含む)10%、課題 40%、英語(中級)用「ぎゅっとe」リーディング 20%、TOEFL-ITP (Reading)およびCriterion 30%
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●教科書
Matthew A. Taylor and David E. Kluge. 2012. Basic steps to academic writing. Cengage Learning.
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●参考書
Oxford Advanced Learner’s Dictionary. その他、随時紹介する。
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●注意事項
対面授業に加え、課外学習として、英語(中級)用「ぎゅっとe」リーディングを課し、その消化率に基づく評価を授業全体の評価の20%とする。またTOEFLITP (Reading)およびCriterionの評価を30%とする。なお、5回以上欠席をした場合、「欠席」の評価がつく。履修取り下げ制度は採用しない。
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●本授業に関する参照Webページ
N/A
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●担当者からの言葉(Webページのみ表示)
課外学習の説明資料は、アカデミック・イングリッシュ支援室のサイト ( http://elearn.ilas.nagoya-u.ac.jp/access/ ) からダウンロードすること。
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