2019年度 シラバス情報詳細

●時間割コード
20190013101

●科目区分
言語文化Ⅰ

●科目名
英語(基礎)
●主担当教員名
大室 剛志

●単位数
1単位

●開講時期
Ⅰ期
水・1
●対象学部




●本授業の目的およびねらい

本授業は、学術的な英文に関する基礎的なリーディング能力とライティング能力の養成を目的とする。そのねらいは、研究拠点大学である名古屋大学の学生にふさわしい学術英語を使いこなす能力を身につけるところにある。論理的な英文のカギとなるパラグラフの構造に着目し、目的に応じて必要な情報をいかに読みとるか、また逆に、自分の考えをその根拠とともにいかに説得力ある論理的な英文に組み立てるかを学ぶ。将来、専門の論文を英語で読んだり書いたりする時に、指針となる英文構成法の基礎、および実際に役立つ英語表現を多く習得する。

●履修条件あるいは関連する科目等

英語で書かれた科学的な内容の文献を積極的に読もうとする意欲のある学生。言葉に関心をもっていること。授業にしっかり出席出来る学生。

●授業内容

人間の精神/脳に存在する言語を仮定した上で、言語とはどのようなものか、言語はどのように獲得されるのか、言語は産出・理解の際にどのように用いられるのかを明らかにすることを目標とし、この授業では、N. Chomsky「On the Nature, Use and Acquisition of Language」という科学的英文の文献を取り上げ、科学的論理的文献を正確に読む訓練を積みながら、検討していくことにする。毎回、3ページほど、家で辞書、語法書、文法書を参考にして、予習をしておくこと。毎回の授業では、学生に1人1パラグラフのむずかしめの英文の内容を自分の易しい言葉に置き換えて言ってもらうことにする。数名を一回の授業で指名し、一回の授業で2ページぐらい進んでいく。誰が、授業中に指名されるかは、わからない。とにかく良く家で予習しておくこと。また、各人が担当したパラグラフの構成について、授業に参加している学生と教員によって検討を加え、そのパラグラフを要約する論理的な英文を書く訓練を行う。そのような訓練を15回の授業を通して行う。

●成績評価の方法

試験80%、注意事項参照。履修取り下げ制度を採用しません。5回以上授業を欠席した場合は、「欠席」です。試験を受験しない場合は「欠席」となります。

●教科書

N. Chomsky「On the Nature, Use and Acquisition of Language」のプリントを用いる。このプリントの入手の仕方については、初回の授業で説明するので、初回の授業には必ず出席すること。

●参考書

授業時に指示します。

●注意事項

対面授業に加え、課外学習として、英語(基礎)用「ぎゅっとe」リーディング・リスニング(Aコース、PreAコース以外)、「Listen to Me」(Aコース、PreAコース)を課し、その消化率に基づく評価を授業全体の評価の20%とする。なお、5回以上欠席をした場合、「欠席」の評価がつく。履修取り下げ制度は採用しない。

●本授業に関する参照Webページ



●担当者からの言葉(Webページのみ表示)

初回の授業を欠席した場合は、課外学習の説明資料をアカデミック・イングリッシュ支援室のサイト ( http://elearn.ilas.nagoya-u.ac.jp/access/ ) からダウンロードすること。
英語学(English Linguistics)、一般言語学、理論言語学、哲学、認知心理学などに興味を持つ学生、科学的論文の読解力をつけたい学生には適した授業。


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