●本授業の目的およびねらい
セミナーのテーマ:民事裁判例を読む 民事裁判の判決テクストを素材として,社会の問題を考える。法律学的な論点に必ずしも捉われず,様々なキーワードを用いて各自の興味を惹く裁判例を探索し,選んだ裁判例の読み込みを通じて,(民事法の在り方を含む)多角的な視点で自由に問いを立てたうえで,調査・検討・議論する。
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●履修条件あるいは関連する科目等
特になし。最低限の判決文読解のスキルはセミナーを通じて身に着けていただく必要が有るが,法律学的な判例研究を目的とするものではない。
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●授業内容
初回に,各参加者の自己紹介を行い,担当教員から民事裁判の判決テクストの読み方や探し方についてのミニ・レクチャーを行う。 第2回に,裁判例探索の進度を参加者間で確認し(担当教員も必要に応じてサポートする),以後の進行について打ち合わせを行う。 以後は2つの段階を予定している。 I:各参加者が,特定の判決を選び,事実及び判決の概要を報告し,まずは判決自体に対する理解を共有する。その上で,判決が前提とした事実の内容を含めて自由に「問い」を立てる作業を行う(その日に扱う判決テクストは,事前に全員読んでくることが前提である)。 II:Iの報告が終わったら,Iで立てた「問い」に向けて簡単な調査・検討を行い,再び報告し,議論を行う。 最後に,I及びIIの成果をA4・4枚程度のレポートにまとめ,提出する。
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●成績評価の方法
出席(60%),レポート(40%), 学期途中に履修を取り下げる場合,期間内に履修取り下げ届を提出しなければならない。
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●教科書
なし
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●参考書
適宜指示又は配布する。
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●注意事項
各参加者の主体性が重要である。 やむを得ず欠席するときは事前に連絡すること。
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●本授業に関する参照Webページ
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●担当者からの言葉(Webページのみ表示)
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