●本授業の目的およびねらい
セミナーのテーマ:生命科学と社会
生命科学やその関連技術の急速な発展に伴い、その是非について意見が分かれる問題も数多く生まれている。本セミナーでは、こうした問題の具体例についての調査・発表・議論を通して、生命科学とその関連技術が日常生活とどのように関連しているかを知るとともに、自らの意見を主張するだけでなく、異なる立場に基づく意見を理解し、論理的に考えてコミュニケーションする力を養う。
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●履修条件あるいは関連する科目等
生命科学やその関連技術に対する興味を持っていること。
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●授業内容
1.オリエンテーション 参加者の自己紹介・全体の進め方の説明・パワーポイントを用いたプレゼンテーションの方法の説明・著作物の引用方法に関する注意など。
2.生物学の基礎知識の概説とテーマ例 テーマ例:遺伝子診断、エンハンスメント(身体的・精神的能力の人工的改変)、脳倫理学など。
3.テーマ希望調査とそれによるグループ分け 受講者数によるが3~4グループに分ける予定。
4.各グループのテーマに関する調査と中間発表の資料作成
5.各グループによる中間発表および 発表されたテーマに対する肯定的立場と否定的立場に分かれての全体討論
6.各グループによる最終発表の資料作成
7.各グループによる最終発表と受講者各自によるレポート提出
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●成績評価の方法
発表内容(40%)、討論における積極性と発言内容(40%)、レポート(20%)により評価する。なお、履修取り下げ制度を採用する。
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●教科書
特に指定しない。
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●参考書
森下直貴編「生命と科学技術の倫理学—デジタル時代の身体・脳・心・社会」(2016)、コリンズ「遺伝子医療革命―ゲノム科学がわたしたちを変える」(2011)、上田昌文、渡部麻衣子編「エンハンスメント論争―身体・精神の増強と先端科学技術」(2008)、ガザニガ「脳のなかの倫理―脳倫理学序説 」(2006)など
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●注意事項
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●本授業に関する参照Webページ
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●担当者からの言葉(Webページのみ表示)
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