2019年度 シラバス情報詳細

●時間割コード
20190032209

●科目区分
全学教養科目

●科目名
芸術と人間精神
●主担当教員名
宮下 十有

●単位数
2単位

●開講時期
Ⅲ期
火・2
●対象学部
全学部



●本授業の目的およびねらい

本授業では、文化人類学・映像人類学などの視点から芸術にアプローチする。
芸術とは人間の精神活動の表出であり、様々な思考、ものの見方から、そのあり方が物質化されたものである。多様な文化における映像と芸術の関係、映像で記録される芸術、映像表現を用いた芸術、映像から見いだされる芸術を論じる。芸術作品、芸術活動、関連する映像を紹介し、学びを深める。単なる知識を詰め込む講義でなく,「考える」力を身につける。授業時に小レポートを課し,受講者が自己の考え意見を述べる機会を設ける。

●履修条件あるいは関連する科目等

全学教養科目・現代芸術論、音楽芸術論、表象芸術論、芸術と人間などの芸術系の講義などあわせて履修すると,より理解が深まる。

●授業内容

1.イントロダクション
2.記録されたものを見ること~イメージを記録する・記録されたイメージ(教科書 第1章)
3.記録されたものを見ること~イメージを具体にする・具体化されたイメージ(教科書 第1章)
4.記録されるものを作ること~デザインとブリコラージュ(教科書 第1章)
5.映像で表現すること~広告とグローバルイメージ(教科書 第2章)
6.グローバルイメージと現代社会(教科書 第2章)
7.創造性とはなにか(教科書 第3章)
8.創造性を共有する(教科書 第3章)
9.映像の共有人類学~民族誌映像の視聴とディスカッション(教科書 第4章 およびプリント教材配布)
10.映像に残ること・記録されること~(教科書 第5章)
11.映像を残すこと・記録すること~(教科書 第5章)
12.文化としての色(教科書 第6章)
13.歴史としての色(教科書 第6章)
14.芸術の痕跡を記録する(教科書 第7章)
15.総括


●成績評価の方法

履修を取り下げる場合は,履修取り下げ届を提出すること。
授業時の発言・各授業後提出の小レポート(40%)と期末試験課題(60%)による。

●教科書

『芸術回帰論』 港千尋 平凡社  ISBN-10: 4582856411
補足が必要な場合は、適宜授業でプリントを配布する。

●参考書

『映像人類学―人類学の新たな実践へ』 村尾 静二(編) せりか書房  ISBN-10: 4796703330
『大きな羊のみつけかた―「使える」美術の話』齋 正弘 (著) メディアデザイン  ISBN-10: 4904184327

●注意事項

授業の理解を促す上で有用な展覧会、上映会、舞台、映像作品などは適宜紹介するので、参考にされたい。

●本授業に関する参照Webページ



●担当者からの言葉(Webページのみ表示)

担当者の専門である「文化人類学・映像人類学」から「文化」「映像」により「芸術」にアプローチしていく。


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