●本授業の目的およびねらい
私たちは、地球という環境の下、地球の資源に依存して生活しています。そのため地球に関する正しい理解は文系・理系を問わず必要不可欠と言えます。一方、地球はその大きさや複雑さゆえに理解の難しい対象でもあります。地球科学は、古い考え方が否定されて新しい理論で置き換えられるパラダイム転換をたびたび経験しており、現在も多くの未解決問題を抱えています。本授業では、地球科学の歴史を振り返りながら、地球の成り立ちや構造に加え、地球で起きる諸現象について講義します。歴史的な視点を交えながら、受講者それぞれが自分なりの地球観を確立することを目指します。
|
●履修条件あるいは関連する科目等
地球および地球の諸現象に関心のあること。
|
●授業内容
1.地球の形と大きさ:地球はどのような姿をしているのか? 2.太陽系とその形成:太陽系はどのようにできたのか? 3.地球の内部構造:地球の中はどうなっているか? 4.地球を構成する物質:地球は何でできているのか? 5.地球と生命の歴史:地球と生命はどのように進化してきたのか? 6.変動する地球:現在の地球はどのように変化しつつあるのか? 7.地球の観測と研究:我々は地球をどのように見て調べるのか? 8.自然災害(地震・火山)とその対策:自然災害はどうして起きるのか、どのように備えれば良いか? 9.地球に関する論争(1):恐竜絶滅の原因は何か? 10.地球に関する論争(2):地球は温暖化しているのか?
|
●成績評価の方法
出席確認を兼ねた毎回の小レポート(30%)、授業中の取り組み(20%)、および学期末のレポート試験(50%)により総合的に評価する。
|
●教科書
教科書は使用しません。必要に応じて資料を配付し、参考図書を紹介します。
|
●参考書
「地球の歴史(上)(中)(下)」鎌田浩毅著、中公新書 「地球惑星科学入門」在田一則・他編著、北海道大学出版会
|
●注意事項
月曜1限の授業ですが、遅刻せずに来て下さい。 質問は講義中でも時間外でも歓迎します。
|
●本授業に関する参照Webページ
|
●担当者からの言葉(Webページのみ表示)
|