2019年度 シラバス情報詳細

●時間割コード
20190035101

●科目区分
文系教養科目

●科目名
科学・技術の哲学
●主担当教員名
久木田 水生

●単位数
2単位

●開講時期
Ⅲ期
金・1
●対象学部
文系



●本授業の目的およびねらい

現代の社会において科学・技術の影響は重大である一方、高度に複雑化した現代の科学・技術を正しく理解し、評価することは専門家以外には困難である。この授業においては科学と技術について深く考え、議論することを通じて、その本質を理解し、またそれらが私たちに与える影響を正しく評価する能力を訓練し、向上させることを目指す。

●履修条件あるいは関連する科目等

積極的に議論に参加する意欲があること。

●授業内容

(1) 科学とは何か:科学を科学たらしめるのはいかなる特徴であるか、科学的な実践とはどのようなものであるか、あるいはあるべきかを考え、議論する。

(2) 科学・技術と倫理:科学者や技術者はどのような社会的責任を持っているか、またそれにはどのような根拠があるのかを考え、議論する。

(3) 科学・技術と社会:科学・技術が社会や人間のあり方とどのように影響を与え合っているか、具体的な例を取り上げながら考え、議論する。

●成績評価の方法

授業中に何度か小テストを課す。小テストを半分以上提出しない場合は欠席とする。履修取下げ可。

●教科書



●参考書

久木田水生,神崎宣次,佐々木拓著『ロボットからの倫理学入門』(名古屋大学出版会,2017年2月)

●注意事項

授業の準備としてリーディングや情報収集などの課題を出す場合もある。

●本授業に関する参照Webページ



●担当者からの言葉(Webページのみ表示)

本授業は特定の知識を身につけるためのものではなく、科学・技術というものに向き合う態度と、それにまつわる様々な問題に対処する能力を向上させるためのものである。この授業で取り扱われる問題の多くは、簡単に答えの出ない問題であるが、現代社会に生きる人間にとって重要な問題である。この授業が、そういった問題について真剣に考え、問題解決のために努力をする態度を身につける一助となれば幸いである。


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