●本授業の目的およびねらい
皆さんが将来専門とする、放射線、検査、理学療法などの分野では、力学、電磁気学、原子核物理などを利用しています。本講義では、力学の基礎を学んだ上で、電磁気学や原子物理学の初歩を学び、その概念、これを記述する数式、そしてその身近な応用について学ぶことで、基本的な物理学を体系的に理解することを目指します。将来、皆さんが患者さんを検査しサポートするときに、検査機器の、あるいは理学療法の背景にある理論をしり、同じ仕組みが使われている身近な他の実例を知っておくことで、より詳しく検査内容を知るとともに、将来より新しい医療技術が登場したときに備えることができます。
|
●履修条件あるいは関連する科目等
特になし。
|
●授業内容
力学 質点の運動:位置、速度、加速度、円運動 力と運動:運動の法則、力のつり合い、単振動、運動量 仕事とエネルギー:保存力、ポテンシャル、力学的エネルギー保存則 電磁気 荷電粒子と静電場、電流:クーロン力、ガウスの法則、導体 電流と磁場:オームの法則、キルヒホッフの法則、ローレンツ力、アンペールの法則 原子物理学 光子、原子、原子核 (皆さんの理解度は重要なので、内容は進行に応じて若干変えることがあります)
|
●成績評価の方法
原則として毎回、小レポートを課します。これと期末試験の結果を合計して評価します。期末試験欠席の場合は履修取り下げとみなします。授業内容に記した力学の基礎と、電磁気学や原子物理学では授業で教えた内容を理解できていることを評価します。
|
●教科書
物理学 (新物理学ライブラリ1)、阿部龍蔵、佐々田博之、川村 清、共著, サイエンス社 (新訂版)、ISBN-10: 4781910211、ISBN-13: 978-4781910215
|
●参考書
とくになし
|
●注意事項
学んだことをしっかり身につけるために、ノートを取ること。
|
●本授業に関する参照Webページ
|
●担当者からの言葉(Webページのみ表示)
|