●本授業の目的およびねらい
動物、植物、微生物の多様な生物を材料として観察と実験を行う。生物の取り扱い方法、観察方法、実験観察、器具の操作法などを修得すると共に、肉眼や顕微鏡による観察、解剖、実験を通して、生物の構造と機能についての基礎的な理解を得ることを目的とする。また、構造や機能と遺伝子の関係を学び、観察の学問であった古典生物学から分子的理解を追求する近代生物学への流れを理解することも目標とする。
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●履修条件あるいは関連する科目等
特になし。
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●授業内容
01) ガイダンスと安全教育
02) 植物の内部細胞を観る
03) 植物の形作りと重力刺激に対する応答
04) 酵母の細胞周期の観察
05) タマネギ根生長点での細胞分裂の観察 06) 線虫の観察:遺伝子異常による動物の形態や運動への影響 07) ゲノムを見て、その情報量について考える(ユスリカ幼虫唾液腺染色体の観察) 08) ニワトリ胚発生過程におけるプログラム細胞死の観察 09) メダカから進化と生物の多様性を学ぶ 10) 神経系の構造と機能 11) 酵素(アルカリフォスファターゼ)の性質 12) ヒトの血液細胞と上皮細胞の比較観察 13) ペーパークロマトグラフィーによる光合成色素の分離 14) 原形質分離による細胞浸透圧の測定
注意:内容と順序は変わることがあります。
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●成績評価の方法
出席と各回の実験レポート等による。原則として全て出席し全ての実習について期限までにレポートを提出しなければ単位を取得できない。3回以上出席したならば、成績は「欠席」ではなく「S, A, B, C, Fのどれか」になる。
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●教科書
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●参考書
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●注意事項
初回の授業においては実習テキストの配布、実習ガイダンス、安全教育、購入品の指示などを行うので必ず出席すること。受講希望者が多い場合は抽選を行うため、初回授業時までに掲示板(全学教育棟学生ホール)にて確認すること。事情があって実習を欠席あるいはレポート提出が遅延する場合は、必ず事前に実習担当教員に連絡のうえ相談すること。
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●本授業に関する参照Webページ
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●担当者からの言葉(Webページのみ表示)
1)事前にテキストに目を通し、実験の目的をよく理解した上で授業に臨んでください。 2)安全に実験を行うため、担当教員の注意をよく聞き、守ってください。
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