2018年度 シラバス情報詳細

●時間割コード
20180041108

●科目区分
言語文化Ⅱ

●科目名
中級ドイツ語2
●主担当教員名
大塚 直

●単位数
2単位

●開講時期
Ⅳ期
月・1
●対象学部
教育学部 経済学部



●本授業の目的およびねらい

 ドイツ語の基本的な文法事項を一通り学び終えた学生を対象に、辞書さえあればドイツ語の文献を難なく読み解いていける高度な読解力を養っていく。

 またドイツ語圏を中心としながら、西洋音楽史の様々なトピックに慣れ親しんでもらう。

●履修条件あるいは関連する科目等

 ドイツ語の初級文法をすでに一通り学び終えていること。

●授業内容

 本授業で使用する教科書は、ドイツ語圏の音楽都市の魅力を紹介するものです。様々な都市で活躍したクラシック音楽の有名な作曲家の生涯を振り返ります。と同時に、ルネサンスから現代音楽へと至る西洋音楽史の道筋を辿る読み物にもなっています。
 
 各回の読み物の末尾には練習問題もついており、基礎レベルの文法知識を反復練習しながら、複雑な構文をも正確に把握できる中級レベル以上の読解力を養っていきます。

 後期は教科書の第6~10課まで、具体的には⑥デュッセルドルフとシューマン・メンデルスゾーン、⑦ヴァイマルとリスト、⑧チューリヒとヴァーグナー、⑨ヴィーンとマーラー、⑩ドナウエッシンゲンと現代音楽祭を扱います。内容についてコメントし合い、ドイツ語圏の音楽文化について理解を深めていきましょう。

 また毎時間、不規則動詞の三基本形を暗記させて小テストを行い、基本語彙の定着に努めます。

●成績評価の方法

 出席状況、学期末試験、および平常点(積極的に授業に参加してくれたかどうか)などから総合的に評価します。なお授業の欠席が5回以上(公欠を除く)の学生、または定期試験を受験しなかった者は、その時点で「欠席」とし、成績評価対象外の扱いとします。

●教科書

 Kirsten Beisswenger / 山路朝彦 共著『ドイツ語圏音楽都市めぐり』、白水社、2,200円。

●参考書

 独和辞典は毎回必ず持参してください。
 参考書は必ずしも必要ではありませんが、次の図書は文法が分かりやすく整理されており、お薦めです。中島悠爾・平尾浩三・朝倉巧『改訂版・必携ドイツ文法総まとめ』白水社、1,600円。

●注意事項

 基本的には受講者全員で教科書を輪読していきます。積極的な授業参加に努め、毎回進む範囲までは必ず予習するよう心がけてください。

●本授業に関する参照Webページ



●担当者からの言葉(Webページのみ表示)

 クラシック音楽に興味がある方に受講をお勧めできます。
 
 履修希望者は、毎回辞書を引き、書かれた内容について考え、授業中は大きな声で発音し、疑問点が生じたらすぐに質問する、そして何よりも授業を楽しむという、積極的な姿勢を心がけてください。


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