●本授業の目的およびねらい
学会や社会で求められるプレゼンテーションを行えるよう、リーディング・スピーキング・リスニング・ライティングの各能力を高め、また4技能の統合を目指すことを目的とする。研究拠点大学たる名古屋大学の学生に相応しい学術英語を使いこなす能力を、実際の運用を前提とした学習活動を通して養う。自分の考えをその根拠とともにいかに説得力ある論理的な英文に組み立てるかというこれまで英語(基礎)・(中級)で養った知識・技能と、英語(コミュニケーション)で培ったコミュニケーション能力に加え、プレゼンテーションに必要な知識や技能を習得し、学術英語を使いこなす能力を更に発展させる。
|
●履修条件あるいは関連する科目等
特になし。
|
●授業内容
プレゼンテーションに必要な基礎的な技術を学び,それを活かし,受講生一人一人 が全員の前で英語によるプレゼンテーション(一人少なくとも2回)を行う。プレゼ ンテーションの原稿と関連資料は,ウェブサイト(アクセス制限あり)に置き,授業 参加者全員が参照できるようにする。(課題の提出方法は授業で説明する。)発表は 原稿を見ないで行ってもらうので,十分な練習が必要となる。また,他の受講生のプ レゼンテーションの原稿,資料にも目を通し,よく理解した上で,評価に参加し,コ メントすることが求められる。
プレゼンテーションの準備のために,以下の活動を行う予定である。 1.英語の口慣らし ・英語のリズムを身に付けるための,詩・歌などを利用した発音練習 ・不完全な英文から正しい英文を組み立てる練習 ・ラウドスピーカー(ヘッドフォンで聞こえてくる英文をほぼ同時に 繰り返して言う練習) 2.文章構成の理解 ・文章構成のパターン ・アウトライン形式で内容をまとめる 3.書式,ソフト等の理解 ・英文の書式,ワードプロセッサーの使い方 ・プレゼンテーション用ソフト・機器の使い方
プレゼンテーションの原稿は,ペアやグループで,文法,内容,構成等を検討し, リハーサルをした上で,全員の前で発表してもらう。
|
●成績評価の方法
対面授業における評価(毎週の課題,授業中の活動,プレゼンテーション,学期末試 験)および注意事項に書かれている評価項目による。
|
●教科書
プリントを使用する。
|
●参考書
特になし。
|
●注意事項
対面授業に加え、課外学習教材「eFACE」を課し、その成績に基づく評価を授業全体の評価の20%とする。なお、5回以上欠席をした場合、「欠席」の評価がつく。履修取り下げ制度は採用しない。
|
●本授業に関する参照Webページ
|
●担当者からの言葉(Webページのみ表示)
課外学習の説明資料は、アカデミック・イングリッシュ支援室のサイト ( http://elearn.ilas.nagoya-u.ac.jp/access/ ) からダウンロードすること。
他の受講生との共同作業が多いので,協力しながら作業することが求められる。プレゼンテーションに限らず,発音練習や歌など,全員の前でやってもらうことが少なくないので,そのつもりで参加してほしい。
ラウドスピーカーの課題では,原稿は見ずに,録音された英文と同様の発音で,最初から最後まで付いて言えたら合格とする。英文は1〜2分程度のものを使用する予定。
|