2018年度 シラバス情報詳細

●時間割コード
20180011335

●科目区分
言語文化Ⅰ

●科目名
英語(基礎)
●主担当教員名
長畑 明利

●単位数
1単位

●開講時期
Ⅰ期
月・3
●対象学部
理学部



●本授業の目的およびねらい

本授業は、学術的な英文に関する基礎的なリーディング能力とライティング能力の養成を目的とする。そのねらいは、研究拠点大学である名古屋大学の学生にふさわしい学術英語を使いこなす能力を身につけるところにある。論理的な英文のカギとなるパラグラフの構造に着目し、目的に応じて必要な情報をいかに読みとるか、また逆に、自分の考えをその根拠とともにいかに説得力ある論理的な英文に組み立てるかを学ぶ。将来、専門の論文を英語で読んだり書いたりする時に、指針となる英文構成法の基礎、および実際に役立つ英語表現を多く習得する。

●履修条件あるいは関連する科目等

学習に対する意欲。向上心。基礎的な文法力。

●授業内容

・英文を読んで読解力を養うとともに、パラグラフの書き方を学び、実践する。基礎的な文法事項、構文等を確認するとともに、語彙を増やすことを目指す。
・授業は原則的に教科書に従って進める。練習問題に取り組むとともに、英文の一部を和訳してもらう。ときに語彙テスト等あり。
・時間が許せば、授業の最初に英語の発表をしてもらう。また、英字新聞の見出しの読み方を覚える。
・学期中に1、2曲英語の(古い)歌も歌いたい。
・教科書の内容は次の通り。
1 Who's Intelligent? Comparing Chimps to People
2 Isn't It Romantic? A Long Lost Love
3 Two Sides to the Story Is It Wrong to Save an Orphan?
4 Money Makers The Making of a Millionaire
5 Advertising Who Do You Want to Be? Imitation in Advertising
6 The Art of Color Color Symbolism
7 The Social Side of Business Doing Business Abroad
8 People Tell Lies The Signs of Lying
9 School Debates The Wonderful Benefi ts of Homework
10 Food Extremes Eating Without Thinking
11 More than a Game Soccer is Not Always a Rags to Riches Story
12 Economic Matters How Cell Phones are Changing Africa

●成績評価の方法

「ぎゅっとe」20%、授業点(発表、作文などを含む)30%、定期試験50%、積極性(ボーナス)の予定。

●教科書

竹内 理(監修)佐々木顕彦/山岡浩一(編著)『A Good Read 3』(Japan Edition)<Advanced level>(松柏社)ISBN: 978-4-88198-721-6

●参考書

ジェイムズ・H・M・ウェブ『日本人に共通する英語のミス151』(増補改訂版)(ジャパンタイムズ)。マーク・ピーターセン『日本人の英語』(岩波新書)。その他必要があれば、授業HPにて、また、授業中に教室で紹介する。

●注意事項

対面授業に加え、課外学習として、英語(基礎)用「ぎゅっとe」リーディング・リスニング(Aコース以外)、「Listen to Me」(Aコース)を課し、その消化率に基づく評価を授業全体の評価の20%とする。なお、5回以上欠席をした場合、「欠席」の評価がつく。履修取り下げ制度は採用しない。


●本授業に関する参照Webページ

http://www.lang.nagoya-u.ac.jp/~nagahata/lectures18/nuilas18aeb-sci.html

●担当者からの言葉(Webページのみ表示)

初回の授業を欠席した場合は、課外学習の説明資料をアカデミック・イングリッシュ支援室のサイト ( http://elearn.ilas.nagoya-u.ac.jp/access/ ) からダウンロードすること。
(注意事項続き)
・遅刻2回で欠席1回分とみなす。また、30分以上の遅刻は欠席扱いとする。
・私語、ケータイ、睡眠禁止。必要に応じてネットにアクセスしてもらう場合がある。
・作文における「剽窃」、定期テストのカンニングは成績不可。期限後の提出物提出は評価 1/2。
(アドヴァイス)
・語学学習で大事なことはまず意欲。英語の力を伸ばすのだという意欲をもって勉強しよう。
・語学学習の効果はしばらく経ってから現れるもの。
・eラーニングは自分のために行うのだということを肝に銘じて取り組もう。
・英語で書かれた文章は学術論文もしくは論説文に限られるわけではない。学術的英文・論説文以外の種類の英文をも、広く、ときにはじっくりと、文法事項や文の構造を確認しながら読むことで、英語という言語とその背景についての理解を深めることが可能となる。また、ひいてはそれが学術的英文を含む英文一般の読解力と表現力を高めることにもなる。
・ネット上の新聞やニュースサイト、あるいは、NHK の語学番組など、何か一つを選んで継続して勉強するとよい。
・ネットでいろいろなスタイルの発表もしくはトークを見るとよい。おすすめサイトのひとつは TED。字幕もあるが、日本語ではなく、英語字幕を使うのがよい。ただし、字幕を見る場合も、一度は字幕なしで見ることが必須。おすすめヴィデオ(その1)→ "Evelyn Glennie Shows How to Listen"。(その2)→ "My Wish: Once upon a School"。


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